ポプラ・ウイング・ブックス
崖の国物語〈7〉自由の森の戦い

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  • サイズ B6判/ページ数 542p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591092163
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

大いなる嵐の襲来で、旧地上町は崩壊した!逃れた人びとは、「自由の森」をめざして、危険な深森をこえる旅に出た。行く手に待ち受けるのは、人を惑わす「薄明の森」、恐ろしい泥地の怪物、血に飢えたオオモズ・シスターにゴブリン。さまよう人びとに安息はおとずれるのか?そして、飛翔機を失った司書勲士ルークの運命は?

著者等紹介

スチュワート,ポール[スチュワート,ポール][Stewart,Paul]
1955年ロンドン生まれ。ランカスター大学と東アングリア大学で創作を学ぶ。ファンタジー、ホラーから絵本、サッカー少年の物語まで、さまざまなジャンルで人気を博す。『ファーガス・クレインと空飛ぶ鉄の馬』(ポプラ社)で2004年スマーティーズ賞大賞を受賞。現在、ブライトンに小学校教師の妻と二人の子どもとすんでいる

リデル,クリス[リデル,クリス][Riddell,Chris]
南アフリカ生まれ。専門学校でイラストレーションを学んだのち、経済紙のマンガをはじめ、幅広い分野で活躍している。『海賊日誌―少年ジェイク、帆船に乗る』(岩波書店)で2002年のケイト・グリーナウェイ賞を受賞

唐沢則幸[カラサワノリユキ]
1958年生まれ、長野県出身、青山学院大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

97
ヴォルテックスが仕掛けた暗黒の大嵐によって壊滅したサンクタフラスクと旧地上町。住民たちは新天地を探して自由の森を目指す。一方、旧地上町が壊滅したことで鋳物工場地帯の監督官たちは、奴隷という労働力を失いつつあった。そこで彼らは、自由も森の住民を新たな労働力と見込み奴隷狩りに進軍する―― 。本巻で3部作であった主人公ルークの物語が完結。ルークの出生の秘密が解き明かされる。彼は図書館員から始まり、天駆ける図書爵士。そして自由の森槍騎兵へと転々と変わっていく姿は、彼自身の成長の姿を現しているのだろう。2015/07/13

洋書好きな読書モンガー

5
本棚から。読友さんのレビューを見て再読。日本語版10冊の中では一番好きな1冊。嵐で崩壊した地上町と地下の図書館の住人を率いて自由の森へ避難させ新しい町を築く物語。少年ルークの成長物語三部作の最後。飛翔艇を失ったルークと裏切り者と呼ばれていたザンスが皆を助け、オオモズ、ゴブリン軍との戦いから、それぞれの居場所を確立して行く。このファンタジーシリーズ好きなんだけど残念な事に買えない。この10冊の後に出た3冊も訳して文庫本化して再発売してくれないかな。でもリデル氏のイラストも魅力なので単行本のままが良いが。2024/08/10

くろり - しろくろりちよ

2
ルーク3部作完結編。大図書館は地上町の地下を捨て、がれき町の幽霊、もと空賊船長、旧地上町の住人、図書館司書の大移動で自由の森へ。その素晴らしい新しい地を、大図書館は大モズやゴブリンたちから守る。ルークは空賊ではなく槍騎兵に。出生の繋がりも明らかに。今回影の主役は、夜の守護聖団と大図書館に挟まれ、何が正しいのか葛藤するザンス。まっすぐ生きるだけではないファンタジーの住人に深い感銘を受ける。「死と再生」物語。壮大。2012/12/28

ならりくらり

2
これまでの物語とのつながりを考えながら楽しんで読めた。トゥイーゼルの回想が印象的。戦いの描写自体は表紙から思い描いていたほど多くない。2009/05/28

ゆきうさぎ

0
小学生~中学の頃に読了

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