出版社内容情報
二○○六年年七月・・・。三人組も人生の齢を重ね四十歳、いわゆる不惑の年を迎えようとしている。我らがハチベエ、ハカセ、モーちゃんの三人、そしてマドンナ荒井陽子。オッと、忘れちゃいけない怪盗Xは・・・。
永遠のベストセラーの愛読書すべてに贈るズッコケ中年三人組!心してお読みあれ。
内容説明
あのズッコケ三人組も28年を経て、不惑の歳を迎えた。さて、ハチベエ、ハカセ、モーちゃんの人生は―。
著者等紹介
那須正幹[ナスマサモト]
1942年、広島に生まれる。島根農科大学林学科卒業後、文筆生活にはいる。主な作品に、1978年発表の『それいけズッコケ三人組』をはじめとする「ズッコケ三人組」シリーズ(巖谷小波賞)、『さぎ師たちの空』(路傍の石文学賞)、「お江戸の百太郎」シリーズ(日本児童文学者協会賞)、『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』(野間児童文芸賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
58
完結したズッコケ3人組が大人になる、それも中年に。 制作年から数え年で、3人共に40歳になってのその後の人生が描かれる。 一応子供に配慮してとあるが、話は完全に大人のそれ。 怪盗Xが30年ぶりに帰ってくるし、狙う品が株式会社に出てきた画家の島田淡海の絵。 過去の話からインスパイアされているのが中年になっての特徴であり、未来の3人組は予想されていた未来報告とは微妙に違っている。 ハチベエの嫁は圭子だが、3人それぞれ働く職種が違う。 特にモーちゃんが小学生そのまんまな感じで決まった働き先という感じ。2021/08/31
ゆにこ
52
中年シリーズを読む前に完結編である熟年編を読んでしまったので、きちんとこちらから読むことに。はちべえの結婚の経緯を詳しく知りたかった。怪盗Xやダルマの絵、懐かしい。2016/02/21
kazu@十五夜読書会
50
ズッコケ三人組シリーズの続編、児童書に分類されます。あのズッコケ3人組も、28年を経て不惑の歳を迎えた。さて、40歳のハチベエ、ハカセ、モーちゃんの人生は?『ズッコケ三人組シリーズ』を、当時廃線となり市内の小学校に寄付され校庭の隅にやってきた、大阪市電車両図書室で読みふけっているはずなのだが…、全く覚えておらず「若かりし頃の思い出」に浸れなかった……。 当時読んだ『ガリヴァー旅行記』・『十五少年漂流記』は、よく覚えているのだが…。本をあまり読まない家内の方が『ズッコケ三人組』覚えていてショック・・・2013/05/13
うちゅう
29
読みやすいタッチの文章。小学生のころ新刊が出るのを心待ちにしていた頃を思い出しながら読了。 ズッコケシリーズに出会え読書の楽しみを知りました。 那須さんありがとうございました。2021/12/09
Kei
27
ズッコケ中年もシリーズ化してたのか。知らなかった。大人になってからもこういう仲間がいる事はステキなことだな~2018/06/29