内容説明
伝統工芸ってどんなもの?日本の伝統工芸がはぐくまれた歴史的な背景と現在つくられている伝統的工芸品を素材別・種類別に解説します。わたしたちがくらす都道府県ごとに、地域に伝わる伝統的工芸品の由来や製造工程などを徹底的に紹介します。現在の日本の伝統工芸産業のかかえる問題、明るい未来のためのとりくみなどを、データで分析。全国の伝統的工芸品の産地組合、産業会館などをまとめた、見学や体験学習に役立つ資料も満載。
目次
1章 生活のなかでいきる伝統工芸
2章 伝統工芸の基礎知識
3章 種類別に見た伝統工芸
4章 地域の特色と伝統工芸
5章 伝統工芸をになう人びと
6章 産業のなかの伝統工芸
7章 伝統工芸のこれから
もっと調べてみよう!資料のページ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なま
7
伝統工芸とはなにか? もともと7世紀はじめに遣隋使を、630年からは遣唐使を派遣し、これにより中国の唐の制度に習った「租庸調」という納税制度が取り入れられ、「庸」は地方からの特産物を納めるものだったので地方支配者の特産物生産に力を入れ始めたのが伝統工芸が根づく基盤になっていく。都道府県別、品物別にまとめられ見やすい。巻末には伝統工芸の調べものに役立つHPの案内もあり、これ一冊で日本各地の工芸品の入口は網羅できる。2017/04/23
ソバージュ
1
伝統工芸の基礎知識から始まり、種類別・都道府県別による工芸品が多くの写真や図などで分かりやすく説明されており、携わる人々のインタビューや抱える問題点、未来について全般的に触れられ、資料も豊富で、とても興味深く旅する際の参考にもなる。同種類の伝統音楽が良かったので手に取ってみたが、こちらも手元に置きたくても、重さとお値段が・・・。 2018/01/09