文庫版怪盗ルパン
魔女とルパン

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591085400
  • NDC分類 K953
  • Cコード C8097

出版社内容情報

昔、修道院が全フランスから集めた1万個の宝石をめぐって、地獄からきた魔女と、謎の怪人物、そしてルパンの三つどもえの争い!

内容説明

その昔、七つの修道院からあつめた一万個の宝石が、セーヌ川岸のどこかにかくされている。「七本枝の燭台」や「七つの銀の指輪」にひめられた謎を解くために、ルパンと強敵が火花をちらす。怪人物ボーマニヤン、そして地獄から来た魔女と呼ばれるカリオストロ伯爵夫人。知恵と推理のたたかいの末、宝石を手にいれるのは誰か。二十歳のルパンさいしょの大冒険。

著者等紹介

ルブラン,モーリス[ルブラン,モーリス][Leblanc,Maurice]
フランスの推理作家、1864年生まれ。警察関係の新聞記者のかたわら、1892年夏から小説を書きはじめたが、あまり成功しなかった。1905年、雑誌社の依頼でアルセーヌ・ルパンを主人公とする短編を発表。それをまとめた短編集『怪盗紳士』(1907)で、爆発的人気を博した。1941年没

南洋一郎[ミナミヨウイチロウ]
明治26(1893)年1月20日東京府西多摩郡に生まれる。本名池田宜政。青山師範卒業。『懐かしき丁抹の少年』(1926)で少年小説家として出発。『リンカーン物語』(1930)、野口英世等の伝記を池田宣政の名で、『吼える密林』(1933)、『緑の無人島』(1937)などの冒険小説を南洋一郎の名で書いて、多くの少年読者を得た。戦後は『怪盗ルパン全集・全30巻』(ポプラ社)が圧倒的な人気を得た。昭和55(1980)年7月14日没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

65
手打ち校正完了。こんなにワクワクしたのは久しぶりかもしれない。物語が頭の中で映像として広がっていく。展開の面白さもあるのだろうが。今のように情報が溢れる時代ではなかった時、本の世界は子供の娯楽の世界でもあったと思う。大人の小説はリアル過ぎて想像すると読み終える頃にはヘトヘトになることもあるが、この世界は今の私が読んでも楽しい。読書をする子供たちが減少していると言うが、ぜひ読んでもらいたい。今回のは14巻だったので、1巻から読んでみたくなった。2017/02/24

海猫

62
これ昔、創元推理文庫の「カリオストロ伯爵夫人」の方で読んだんだけど、中途挫折したなあ。児童書でリライトしてあるとやはり読みやすいし、抜群のスピード感。一万個の宝石を巡って悪漢と渡り合う若きルパン、というお話がまず面白い。最大の敵が美人の悪女というのも読みどころ。全編駆け引きに満ちていて退屈しない。謎解きも面白くなかなか楽しかった。2018/10/02

2兵

5
南洋一郎版『カリオストロ伯爵夫人』。若きルパンと夫人の一味が、ノルマンディー地方のどこかに隠された一万個の宝石のありかをめぐって争う、というプロットは共通だが、ルパン、夫人、そしてクラリスの三角関係はカット。夫人は単にルパンの前に立ちはだかる邪悪な"魔女"となり、クラリスの出番も大幅に減少。そして彼女との結婚話もカット。オリジナル版だとアルセーヌ・ルパンを名乗ってないのに、今作では伯爵夫人が、何故かラウールの過去とルパンの名も全て知っているという魔女ぶりを発揮している(笑)。ルパンがボーマニヤンから2023/04/22

十六夜(いざよい)

4
ルパンの若かりし頃のお話し。現在に比べるとまだ若々しくて、用意周到さに欠ける所が初々しくて良かった。若い時からこんな経験してたら、そりゃ大怪盗になりますとも。2015/01/01

科学の小鹿

4
謎だらけ、うらぎりだらけ。頭が混乱したけど、結末ですべてがつながりスッキリ!2013/06/11

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