出版社内容情報
はじめての川遊びは、新しい発見の連続だった。そんなある日、ぼくらは特別天然記念物で、絶滅したともいわれている「カワウソ」をみつけてしまう。
内容説明
はじめての川遊びは、あたらしい発見の連続だった…。そんなある日、ぼくたちは、特別天然記念物で、絶滅したともいわれている“カワウソ”をみつけてしまう。ぼくたちとカワウソの、川を舞台にした物語。
著者等紹介
阿部夏丸[アベナツマル]
1960年愛知県豊田市に生まれる。現在は川遊びの楽しさを子どもたちと共有するためにワークショップなどを多数行う。デビュー作「泣けない魚たち」が椋鳩十児童文学新人賞、坪田譲治文学賞をダブル受賞。その後も「ライギョのきゅうしょく」(第46回全国読書感想文コンクール課題図書)、「おたまじゃくしのうんどうかい」(第14回ひろすけ童話賞受賞)など、童話から長編まで多数の作品を執筆、幅広い支持層を持つ。みずみずしくも力強い文体で、生きるもののあり方を鋭く問う
沢野ひとし[サワノヒトシ]
1944年愛知県名古屋市に生まれる。児童出版社勤務の後、独立。『本の雑誌』の表紙、イラストを創刊号より担当する。91年「猫舐祭」で第22回講談社出版文化賞さし絵賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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闇虎瀬鵜
2
小学校高学年向けの児童書らしいけど、かなり楽しませてもらった。中盤までは、川遊びするセイたちの無邪気な姿が描かれて、読むほうも楽しかったが、終盤でカワウソが市長に見つかったシーンからは、すごくハラハラドキドキ///ラストも満足^^2011/05/06
かずぴー
1
なにがよくてなにがわるいのか、そんなの誰にも分からないけど、なにがよくてなにがわるいのか決めることはできるよね。2014/09/05
LiGLET
1
夏じゃのう....という感じ 最後ちょっと感動的
雪丸 風人
0
小6の夏、川遊びで知った湧き上がるような興奮。魚捕りが楽しい!認め合う仲間がいるのが嬉しい!潜れば驚くほど不思議な世界が広がってる。最高!キラキラ眩しいこの川のほとりで、僕らは幻の動物に出逢ったんだ。全力で遊ぶ子供たちの躍動感に満ち溢れた作品。カワウソ捕獲を止めようとして完全に孤立する少年たちに、意外な助っ人が現れるところがいいですね。“川で遊びまわったり魚を捕ったりする楽しさを教えるのも大人のつとめ”というくだりが印象に残りました。私なら危ないからダメって言いそうだけど。(対象年齢は12歳以上かな?)2020/03/03