出版社内容情報
おじいちゃんと大豆を育てるしょうた。やがてそれは“まほうのたべもの”納豆に変身したのです。心がふんわりする写真絵本。
内容説明
おじいちゃんと大豆を育てるしょうた。やがてそれは“まほうのたべもの”納豆に変身。
著者等紹介
星川ひろ子[ホシカワヒロコ]
写真家・写真絵本作家。身の回りのものに顔や数字などを見立てたユニークな写真絵本を創る傍ら、心温まるカメラワークで障害をメッセージする写真絵本などを手がける。写真展や講演を各地で開催。日本絵本賞、けんぶち絵本里大賞、日本写真文化協会功労賞を受賞
星川治雄[ホシカワハルオ]
写真家。東京・杉並区で写真館を経営。ひろ子の写真絵本の構成のほとんどを手がける
小泉武夫[コイズミタケオ]
農学博士・作家。東京農業大学応用生物科学部醸造科学科教授。国立民族博物館共同研究員、ニッポン東京スローフード協会会長、福島県しゃくなげ大使などジャンルは多岐にわたる。食の冒険家であると同時に、発酵・醸造学を研究する学者として新聞、テレビなどで活躍。日本発明協会賞、日本醸造協会伊藤保平賞、三島雲海学術奨励賞など受賞多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
82
納豆好きな娘と、納豆苦手だった自分に。主人公は納豆が嫌いな男の子。おじいちゃんが、「大豆の変身」をみせてやろうと声をかける。畑に大豆をまくのを手伝ってあげるうちに、大豆の栄養価の知識や神秘に触れることに。一部は収穫して枝豆としておいしく食べ、残りは天日で乾燥。冬になり、大豆をゆで、ゆでたてのあつあつを藁の入れ物にくるんで、もみがらの山に埋めること二日間。大豆は納豆に変身。納豆嫌いな男の子、ためらいながらもおそるおそる口に入れると「うまい!」。おじいちゃんの想いがこもった納豆だ。そりゃあうまいはずだ。2018/05/05
masa@レビューお休み中
78
写真絵本であり、科学絵本でもあるのかな。おじいちゃんと、孫のしょうたの心温まる納豆物語です。おじいちゃんの家に遊びに来たしょうたは、おじいちゃんの大豆畑の仕事のお手伝いをします。一緒に豆をまき、成長を見守り、最後に収穫をします。そして、収穫してからのひと仕事が、大豆をわらで包むお手伝いなのです。最後に、できあがった納豆を食べるのですが…。実は、しょうたは納豆が大嫌いなんですよね。納豆嫌いのしょうたが、どんな反応をするかが、この物語のメインなのかな。是非、そこを見てもらいですね。2013/04/03
はる
66
読友さんの御感想から。これは良かった!5歳のしょうたは納豆が大嫌い。ある日、農業を営むおじいさんはしょうたを大豆畑に連れて行きます…。写真を使った絵本。大豆の育て方、調理法、そしていかに身体に良いかを素朴な言葉で伝えるおじいさん。強要するのではなく実際に体験させるのが素敵。しょうたとおじいさんのほのぼのとしたやりとりが温かい。そして昔ながらの手法で作った納豆が実に美味しそう!2018/07/26
yanae
58
お気に入りさんのレビューを読んで。とっても素敵な写真絵本。しょうたくん(5歳)のおじいちゃんは農家。しょうたが大嫌いだった納豆がどのようにできるのか、おじいちゃんが教えてくれます。読者はおじいちゃんとしょうたくんの様子だけじゃなくて、実際に納豆ができるまでを写真で追っていけます。っていうか、枝豆って大豆だったの?!納豆と同じ豆でできていることにこの年で気づくっていう衝撃。そして子供は知っていました(笑)おじいちゃんの方言のセリフがあったかくていい♡勉強にもなるしおじいちゃんの愛あふれる1冊でした♡2019/03/19
けんとまん1007
57
納豆は大好きで、あれば毎朝食べる。そんな納豆も、好き嫌いがあるんだろうなあ~。でも、そんな納豆が、どうやってできるのか・・・を、自分でやって見ると・・・。種を蒔き、自分で手をかけ、自分で食べる。そうすることで、食べ物への見方・感じ方も自然と変わっていく。ますます、納豆が好きになった。2018/05/12
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