PHP新書<br> 器量と人望―西郷隆盛という磁力

電子版価格
¥699
  • 電子版あり

PHP新書
器量と人望―西郷隆盛という磁力

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569775593
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0220

出版社内容情報

志士と詩人の間を生きた、素顔の西郷像に迫る。

完全無欠の英雄としてではなく、弱さ、凡庸、矛盾を併せ持った人物として再評価。詩人としての西郷像に注目し、もう一つの素顔に迫る。

幕末維新の立役者と讃えられ、多くの信望を集める西郷隆盛。しかし、その実像には、無謬の英傑あるいは完璧な人格者とは言い難い一面もある。「無私と野心」「勁(つよ)さと弱さ」「度量と狭量」「忠心と逆心」など、一見矛盾とも思われるその内面や行動の二元性、相対性に着目。平板な英雄像を超えた人間西郷をあぶり出す。特に、主役として活躍し、脚光を浴びた時期ではなく、「野」にあった時期、つまり、長きにわたる南島での潜居、流島の時期、明治六年政変後の下野の時期にも焦点をあて、この時期の重要性と意味を探っていく。さらには、西郷が残した二百首に及ぶ詩を手がかりに、これまで語られることのなかった素顔に迫る。武断派、政略家、英傑、巨人というイメージとは違う、西郷のもう一つの顔が見えてくるはずだ。それは、心優しき詩人としての一面である。かつて政権交代を遂げた男が本当に語りたかったこととは。無視と野心の狭間で生きる指導者の苦悩を活写した渾身作!

●はじめに 
●第一章 無私と野心 
●第二章 勁(つよ)さと優しさ 
●第三章 知と情 
●第四章 度量と狭量 
●第五章 君子と凡庸 
●第六章 官と民 
●第七章 忠心と逆心 
●第八章 都塵と田園 
●第九章 天の道、人の道 
●あとがき 
●参考文献  

内容説明

幕末維新の立役者と讃えられ、多くの信望を集める西郷隆盛。しかしその実像には、無謬の英傑あるいは完璧な人格者とは言い難い一面もある。「無私と野心」「勁さと弱さ」「度量と狭量」など、一見矛盾とも思われるその内面や行動の二元性、相対性に着目。平板な英雄像を超えた人間西郷をあぶり出す。特に、南島での辛苦、故郷の山河との対話の日々など「野」の時期に光をあて、さらには、西郷が残した二百首に及ぶ詩を手がかりに、これまで語られることのなかった素顔に迫る。新たな西郷像を提示した渾身作。

目次

第1章 無私と野心
第2章 勁さと優しさ
第3章 知と情
第4章 度量と狭量
第5章 君子と凡庸
第6章 官と民
第7章 忠心と逆心
第8章 都塵と田園
第9章 天の道、人の道

著者等紹介

立元幸治[タチモトコウジ]
1935年、鹿児島県生まれ。九州大学卒業後、NHK入局。主に教養系番組の制作に携わり、チーフプロデューサー、部長、局長などを務める。主な制作番組に「特集・大学の未来像」「イメージの時代」「情報と現代」「近世日本の私塾」「明治精神の構造」「日本の政治文化」など。NHK退職後、大学・短大で「メディア論」や「現代社会論」などの研究と講義を担当する。九州産業大学などを経て、東和大学教授を定年で退職後、主として執筆講演活動を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はすのこ

2
西郷隆盛は庶民派で優しい人。2016/01/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/600262
  • ご注意事項

最近チェックした商品