プラムガール

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  • サイズ A5判/ページ数 234p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591074763
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

厳格なバレエの世界でひたむきに努力する少女ディリア。不安と孤独の日々で再発見する家族の絆、彼女自身が選ぶ新しい人生とは。

内容説明

姉のパールは、バレエは華やかで美しいのは表向きの顔だけで、人間を醜くするだけだと警告する。ディリアは、エリートコースと言われる“くるみ割り人形”の星役に抜擢され、運命は約束されたかのように見えたのだが…。思春期の少女の心の揺れがせつなく描きだされた傑作。

著者等紹介

ポーター,トレイシー[ポーター,トレイシー][Porter,Tracey]
厳格な教育で知られるワシントンのバレエスクールを卒業後、サンタモニカにあるクロスロード中学校で教える。現在、夫のサンディと娘セアラ、息子のサムと暮らす

岡本浜江[オカモトハマエ]
共同通信記者として勤務後、英米文学の翻訳を手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

18
姉のパールは、バレエは華やかで美しいのは表向きの顔だけで、人間を醜くするだけだと警告する。ディリアは、エリートコースと言われる"くるみ割り人形"の星役に抜擢され、運命は約束されたかのように見えたのだが、彼女でなく、友人のクレアが選ばれてしまう。パパはベーカリーを経営しているが、死んだママの事が忘れられない。パールに手を焼いている。思春期の少女の心の揺れがせつなく描きだされた傑作。2013/05/19

椿子

2
バレエに打ち込んでいる少女が本当に好きな踊りを見つけるお話、でよいのかしら…。面白いのだけど微妙ーに題材が絞れて居ない気がしました。主人公のお姉ちゃんのパールがちょっとゴスっぽくて魔法が好きで変わってるんだけど、一番大事にものを見てる感じがして良かった。最後のパールの手紙も良かったな。しかしこの書き方だとまるでバレエは、駄目なもの、ていう感じがして著者はどういう風にバレエを描きたかったのだろう、とちょっと謎でした。だってマダムがのろいをかける魔女には見えないのだもの。2010/07/29

星落秋風五丈原

0
スクールの主宰者は、米原万里さんの『エリガ・モリソヴナ…』に登場してくるような典型的なロシア人女性だ。初見の時はまだこちら側も幼く、「なぜ自分はダメなのか」とすがるように尋ねる彼女に、かなり厳しい言葉を浴びせる主宰者が、まるで悪役のように見えたものだが、今では違う。結果を出した人ならではの自信に裏打ちされた言葉であろう。バレエの世界では「シュガープラム(こんぺいとうの精)」は一つの到達点だが、ディリアにとってのシュガープラムは別の所にあっただけの話だ。2003/04/22

りっか

0
これ読んだ当時、やせなきゃって思った。バレエやってないのに。

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