出版社内容情報
大切なものは、何だろう? 心を閉ざす研究者の気持ちを開いたのは、ちょっと変なロボットとあまいお菓子でした。
内容説明
自分だけのために、つくったロボット。固く、とざした心を守るために。とまどいながら、つくったロボット。だんだん心が動きだす。愛する気持ちとともに、つくったロボット。あの人の笑顔と、いっしょにいたくて―あなたの心にやさしさを届ける物語。
著者等紹介
松村美樹子[マツムラミキコ]
1969年、埼玉県に生まれる。法政大学卒業
江川智穂[エガワチホ]
1967年、大阪に生まれる。1999年、『どこからきたの、ふしぎなみず』で第5回小学館おひさま大賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
42
研究に没頭するあまり、周囲との人間関係が希薄なホウ博士。色んなロボットを開発するが、少しぬけていて失敗もチラホラ。そんな生活のホウ博士にある出会いが・・。そこから少しずつホウ博士の心や行動に変化がでてくる。最後の温かいエンディングもとても良かったです。2022/02/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
ホウ博士は長い間一人で研究に熱中する生活をおくってます。ちょっと風変わりなロボットをつくり続けていくうちに、町の人々との出会い、博士の気持ちはだんだんと人に向くようになっていきます…。2022/01/03
カナ@バンバンビガロ
8
某タブレット教材、小4オススメ紹介本。 研究に没頭して人間関係に淡泊で人付き合いを煩わしく思っているホウ博士が、自ら作り出すロボットたちが引き起こす失敗やメイさん・街の人々との交流により、おじいさんとの思い出や人々との関わりにより生まれる温かい気持ちを心地よく思っていくホウ博士の心の移り変わりが読み込める良作。 児童書としてだけではもったいない。大人も楽しめる。2018/01/10
NOYUKI
3
すべては、愛だ。なのね。2014/12/20
亮さん( ̄^ ̄)ゞ
2
心を閉ざした博士が自分の開発したロボットやメイさんによって少しずつ心が開いていく物語。うん、すごくいいね。日本の感覚ではロボットは奴隷でなく仲間、友達なんだよね。2016/02/21