内容説明
新共和国と帝国が和平協定を締結してから約3年。ルークとマラのもとに、クローン大戦の数年前に5万人の人々を乗せて飛び立ったまま消息を絶った外宇宙探査船アウトバウンド・フライトが発見されたという知らせが届いた。探査船は未知領域でスローンに撃墜されたと言われていた。悲劇の探険隊に何が起きたのか知るため、墜落した廃船に足を踏み入れた調査団のまえにひとりの少女が現れた。クローン大戦と新時代をつなぐブリッジ・ノベル。
著者等紹介
ザーン,ティモシイ[ザーン,ティモシイ][Zahn,Timothy]
ヒューゴー賞受賞のSF作家。オレゴン州在住
富永和子[トミナガカズコ]
東京生まれ。独協大学外国語学部英語学科卒業
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感想・レビュー
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イプシロン
10
ep6以降のスローン三部作、そのまた先の物語がこの作品。途中をすっとばして読んだので、バックグラウンドを把握するのが大変だった。ヒューマン、エイリアンたちが出会いの中で見せる推理や憶測、疑念が錯綜するあたりは、実にミステリアス。だが、そこにはSW世界が色濃く反映されている。映画の脚本くさい会話がSWらしさを醸し出してゆくあたりは秀逸だ。派手なドンパチはない。ひたすら外交戦・諜報戦・本音と虚構の疑りあいが続く。映画では見れない地味な展開のSWもいいものだ。ルークの妻、マラのひねた性格がなんともいえずイイ。2014/08/05
Musa(ムサ)
9
過去に消息を立った探査船が発見され、その調査へ向かうルークとマラを描いた一冊。それぞれの思惑が交差する調査団に、謎だらけの探査船とその生存者といったミステリ要素の強い内容で、後編ではそこがどのように解決されるのか気になります。2022/07/31