21世紀によむ日本の古典〈10〉小倉百人一首

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  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784591067741
  • NDC分類 K918
  • Cコード C8092

出版社内容情報

今に生き、親しまれている「百人一首」を、歌の雰囲気を大切にわかりやすい言葉で訳し、楽しい解説を加えた、田辺聖子の「小倉百人一首」。

目次

秋の田のかりほの庵の…(天智天皇)
春すぎて夏来にけらし…(持統天皇)
あしひきの山鳥の尾の…(柿本人麻呂)
田子の浦にうち出でてみれば…(山部赤人)
奥山に紅葉ふみわけ…(猿丸大夫)
かささぎのわたせる橋に…(中納言家持)
天の原ふりさけ見れば…(阿倍仲麻呂)
わが庵は都のたつみ…(喜撰法師)
花の色はうつりにけりな…(小野小町)
これやこの行くも帰るも…(蝉丸)〔ほか〕

著者等紹介

西本鶏介[ニシモトケイスケ]
1934年、奈良県生まれ。国学院大学日本文学科卒業。昭和女子大学文学部教授。作家、評論家。各ジャンルにわたり著書多数。監修した主な本に、「教科書にでてくる詩や文の読みかた つくりかた」シリーズ(全10巻)、「10代の名言集」シリーズ(全10巻、以上ポプラ社)、「世界の名作」シリーズ(全18巻、小学館)などがある

田辺聖子[タナベセイコ]
1928年、大阪府生まれ。47年、樟蔭女専国文科卒業。64年、「感傷旅行」で芥川賞受賞。以後、吉川英治文学賞、菊池寛文学賞、読売文学賞、泉鏡花賞など、数々の文学賞を受賞。95年、紫綬褒章受章。2000年、文化功労者。主な著書に、『むかし・あけぼの―小説枕草子 上・下』(角川書店)、『田辺聖子の源氏がたり1~3』(新潮社)、『楽天少女通ります―私の履歴書』(日本経済新聞社)、『恋する罪びと』(PHP研究所)など多数

太田大八[オオタダイハチ]
1918年生まれ。長崎県出身。多摩帝国美術学校(現・多摩美術大学)卒業。長年の間、新聞や雑誌のさし絵を描き、児童書のさし絵、絵本の作品も多い。58年、小学館絵画賞、59年、国際アンデルセン賞大賞次席、81年、講談社出版文化賞絵本賞、92年、絵本にっぽん賞など、数々の賞を受賞。主な作品に、『絵本玉虫厨子の物語』(童心社)、『やまなしもぎ』(福音館書店)など多数
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hahtan

8
児童向けなので歌の解説、人物の解説、時代背景などがざっくりと書かれていて読みやすかった。昔の人が『源氏物語』をものすごく愛読していたことがひしひしと伝わってきた。 読んでみたい古典文学がいくつかあるけど難しそうなのでそっちも児童向けから挑戦することにしよう😅2023/07/31

tomatona

2
最近、高校生が百人一首をしているところに立ち会うことが多く、せっかくだからちょっと勉強してみようと読みましたが…   いやいや面白い!今まで何かの呪文のように聞こえていた句の、意味が分かり、作者の境遇なども分かると、本当に面白いものです。へ~、この人日本に帰れずに死んじゃったんだ… などと思うと切なさ倍増。こんなに楽しいものなんだ、百人一首!と、目からウロコの1冊でした。  蛇足ですが、現代人の(特におじさん)ダジャレ好きって、この時代の言葉遊びに端を発しているのかも。。。 けっこうダジャレ風多し。2013/09/15

ぱらーむ

1
実際に読んだのは学生時代に買った中央出版の小倉百人一首。平清盛を見ていて、和歌の知識も必要だなと思って読み返してみた。知識云々よりも言葉のリズム感がやっぱり美しいなと思った。2012/04/29

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