生きてます、15歳。500gで生まれた娘へ

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  • サイズ B6判/ページ数 194p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591066676
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

全盲の美由紀を明るく育てるために、どんな苦労も、すべてむだではなかった。「生きてます15歳。」の母、井上美智代の子育ての真実。

内容説明

全盲の女の子「美由紀ちゃん」の母がつづる、激闘の15年、感動のノンフィクション。誕生前に父を事故で亡くし、500gの超未熟児、全盲で生まれてきた井上美由紀は今、高校生。すべての障害をはねのけ、成長した本人がつづる、感動体験記。

目次

第1章 美由紀、1984年8月21日誕生
第2章 1988年4月7日めぐみの園幼稚園入園
第3章 学ぶことの「自信」をもって
第4章 生活の苦闘、「自分の価値を認めて」
第5章 自己の確立のとき、生きることに賭ける心
第6章 やさしさと愛を生かす仕事につきたい

著者等紹介

井上美智代[イノウエミチヨ]
1947年、大阪に生まれる。祖父母の家に預けられ、苦難に満ちた子ども時代を送る。母と暮らすが、15歳で自立し30歳で自分の店を持った。結婚を間近に控えた夏、夫が交通事故死。その直後、娘の美由紀をわずか500グラムの未熟児で出産。未熟児網膜症で失明した美由紀を、独自の工夫で力づよく育てる。2000年7月に、美由紀は母と自分の生き方を書いた本『生きてます、15歳。』(ポプラ社)を出版。ベストセラーとなる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yazue

4
『元気です、17歳。―500gで生まれた全盲の女の子』を読んだので、お母様の書かれた本も読んでみようと思った。娘の将来を見据えて、他人からは「鬼」のように思われる厳しい子育てを行った美智代さん。でも心の奥底には深い愛情があるから、こんな良いお嬢さんに育ったんだろうな。2019/10/19

陽子

4
再読。最新医療では超未熟児も助けることができる。でも、眼球が一番最後に出来上がるから、未熟児で生まれた子供たちは視覚に障害を負うことが多い。そんな中で、母は強し。ここまでやる?と思うほど厳しい子育て。娘も涙を流しながらも頑張る。母は鬼になりながら心の中では泣いていた。そんな思いが伝わってくる。見えなくてもできることはたくさんあるんだよ。取り組みの中から、かかわりの中からたくさんたくさん教えられる。素晴らしい娘さんに育った。愛は深く強い。2018/10/14

りえりん

2
親の視点から書いた本。内容は「生きてます15歳」とだいたい同じだった。中学生のときの原因不明の胃痛は本当に大変そうだった。そこで母は、今までの自分のやり方すべてが間違っていたんだろうかとものすごく悩むが、その気持ちを思うといたたまれない。それなのに「痛い痛い」という子供には「どこも悪くないのに痛いはずないやろ!」と言ってしまう気持ちもものすごく分かる。頭ではこの子も苦しんでるんだって分かってるのに。2015/10/23

りるふぃー

0
"獅子は我が子を千尋の谷へ落とす"ように厳しくも愛情たっぷりに育てた美智代さん。母の愛情を知らなくても 誰より愛情深く情に厚い。むしろ、悲しみや痛みをたくさんたくさん知っているほど優しくなれるのかな。真剣に、力の限り生きているお二人がまぶしくて、自分の生き方は恥ずかしくないだろうか、と読む度に背筋を正したくなります。美智代さんの成人式の写真が美人すぎる!2017/04/09

横車押蔵

0
いいですね。また読み返したい 2013/09/01

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