出版社内容情報
古城の古時計が8時を告げるとともに次々と起こる8つの犯罪。それに挑む青年公爵と美少女、そしてルパンの活躍はいかに!?
内容説明
真夜中に野原に馬を走らせる小さな人影がある。強欲なおじ伯爵のやしきから逃げだした、孤独な美少女オルタンスだ。少女は青年公爵レニーヌにすくわれ、あれはてた古城でおそろしい秘密の真相を知る。古城の大時計が八時をうったとき、ふたりは約束した。オルタンスは公爵の助手となって、八つの事件を解決することを。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
折木蜂太郎
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短編集のようで読みやすかった。 一つ一つはさほど大きな事件ではなく、オルタンスとの事件解決を描いている作品。2021/11/02
たかし
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八点鐘の児童向けリライト。人妻系ヒロインであるはずのオルタンスが薄幸の美少女に改編されたうえ、分かりやすくルパンに惚れてくれているあたり、子ども向けの分かりやすさを感じる。その他、大筋はもとのハ点鐘なんだけど、要所要所でルパンがいい人になっててたりする。分かりやすさもあるけど、元々のオルタンスの持ってた人妻系のインモラルな魅力とか、ルパンの持つ黒い魅力がスポイルされてて、大人は原書を読んだ方が楽しめるかもしれない。2018/09/29
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- 和書
- 凶弾のゆくえ 集英社文庫