こども文学館
ズッコケ恐怖体験

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  • サイズ A5判/ページ数 198p
  • 商品コード 9784591023891
  • NDC分類 K913

出版社内容情報

ハカセの祖父母の家にでかけたズッコケ三人組は、村のきもだめし大会に特別参加したことから幽霊につきまとわれ、恐怖の体験を・・・。

内容説明

この物語は、それほどこわくありません。ほんとうです。ちっともこわくないから、安心して読んでください。くりかえしますが、この物語は、あんまりこわくありません。だから、どんどん読んでください。ほらね、すこしもこわくないでしょう。ね、こわくない。こわくない。こわくない!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オーウェン

44
シリーズ第14弾は幾つかある心霊ものの1つ。 ハカセの祖父の田舎に行った3人組。 肝試し大会でハチベエが道を間違えてしまい、その町に伝わる幽霊に取り憑かれてしまう事態に。 子供向けとはいえ、地元に伝わる伝説や、ハチベエが突如として意味不明な言葉を発するなど、中々な恐怖を作り出している。 そして解決は悲しい思い出を掘り起こすと共に、町の秘密が明かされる。2021/02/10

へくとぱすかる

31
ズッコケ三人組も何冊目かな? 夏の幽霊の話。ハチベエが取り憑かれるくだりは、思わずゾッとするほどの妖しさ。作者の那須さんが、ジュニア作品だからこそ、全力をつくして書いていることが感じられる。怪奇は必ずしも現場性は必要でなく、人に依存するのだということも教えてくれる。ラストに明らかにされる真相も、歴史的にありそうな設定で、よく考えられている。そして哀しい涙の話。2016/12/20

ほんのうさぎ

5
よりにもよってハチベエに女の幽霊が取り憑いてしまう。しかし、ハチベエなのには理由があって、この理由が泣かせる。怖いだけではなく、哀しみもある怪奇小説でした。そして、プールでハチベエの口を借りておたかが話すところで昔読んだことあったわと思い出した。2018/08/05

なおなお

4
今回はハカセのお父さんの実家に遊びにきた三人組。この地域のなんか寂しい雰囲気を時代背景や地域の問題を描きつつ表現されており、幽霊が出そうな感じを漂わせる。そしてハチベエに幽霊が! 幕末の混乱により、歴史に埋もれた人々。そんな事もありそうと思わせる那須先生はさすがです。2019/06/17

菱沼

3
ハチベエというと、真っ先に「うっかりハチベエ」が浮かんで来る私。今回、ハチベエ君、災難だったようないい経験だったような。幽霊って、ほとんどは怖いより悲しいものだという気がする。2014/06/29

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