出版社内容情報
おなじみズッコケ三人組が、十二光年のかなたからやってきた宇宙人と第三種接近遭遇。宇宙人の目的は? そして三人組の運命は?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
44
3人組が宇宙へと飛び出すシリーズ第12弾。 バードウォッチングから始まり、奇妙な音声が録音されたテープ。 そこから火球の落下に結びつき宇宙人がいるのではという流れ。 実際宇宙人やUFOは出てくるのだが、その本部がある生物に占領されている件。 実際どこでも生きられる、その繁殖力は宇宙人も脅威かもと思わせる。 宇宙人との交流も楽しい1作だが、意思で操行可能という発想もお見事。2021/02/05
へくとぱすかる
41
思わせぶりなプロローグの部分が雰囲気を高め、SFとしての古典的パターンをはるかに超え、どんでん返しをしてくれます。しかも小説ならぬ現実なら、おそらくそういう可能性のほうがありうる、と思わせてくれます。話の進む中、アーノルド事件やハイネク(ハイネック)博士の名前も出てきたりして、児童のUFO入門書としても、基礎知識は押さえられていて、本当に感心します。2018/05/12
池野恋太郎
4
シリーズ12作目。 テラフォーマーズの元ネタみたいな内容。物凄く稚拙だけど、読んでいくと色々と面白くなってくる。2019/08/09
ダイアナ
4
今回三人組はUFOに乗り、宇宙に飛び出してます。ズッコケの好きなところはこういうトンデモ設定の話があるところ。たまに非日常に飛び出して、でも三人組らしくピンチを乗り越えたりするのは読んでいてとても楽しい。今作はエピローグが最高。宇宙人さん、本当はどんな姿をしているのかしら…。2018/02/06
なおなお
3
宇宙船のことも詳しく設定されており、立派なSF小説。その中で、あの生き物が宇宙でも幅を利かせてたのは面白い。 それだけでも面白いが、エピローグまで読んで、「あー!作者に遊ばれた!」となるどんでん返しがある。2019/06/06