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出版社内容情報
戦いに傷ついたアイヌの若者を見て、美しい女神は、そっと天からおりてきました。北海道につたわるアイヌの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
51
北海道日高地方に伝わるアイヌ口承伝承による民話。戦いばかりしている酋長たちはやがて滅びてしまう。白鳥の女神は酋長の息子を見つけるが、弱り果てて瀕死の状態。アイヌ人女性の姿に変わり、姉として懸命に世話をするが、女神をどうしても天に帰したいカミナリ。しかし、立派な若者に成長した酋長の息子・イクレシエは、姉として育ててくれた女神と離れようとしない。そんな2人に腹を立て、火柱を放つ。結構残酷なお話だった。2024/05/10
ヒラP@ehon.gohon
23
アイヌの伝承民話を基にした作品です。 アイヌ民族は平和主義だと思っていたので、コタン間に争いがあったことに驚きました。 生き残った酋長の息子イクレシエを護ろうと、献身する白鳥の女神に愛の輝きを見ました。 空にいる色々な神々の思いが、人間的な感情を持っていることに、面白さを感じました。2023/01/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
北海道の日高地方に伝わるアイヌのおはなし。口承文化であるので、伝承の途中で政治的な、または宗教的な配慮によって作り変えられることなく、現代に伝わっている、と安藤美紀夫さんがあとがきに書かれています。カムイ(神)の世界にも慈悲深い白鳥の女神がいたり、その逆の考えの神がいます。人間に近いですね。2021/11/10
頼ちゃん
7
一年生の国語の教科書にのっている「けんかした山」の作者 あんどうみきおさんの本。一年生にはややむずかしいかな。2020/09/02
食いしん坊のっこ
2
読み聞かせ時間10分くらい。朝の時間に読むにはやや説教くさいかもと思ったら、全国学校図書館協議会図書でした。2025/01/12