感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えふのらん
3
中世恋物語集。もう定番中の定番とされている二編だから今更レビューなど書きようがない、というわけではなく今読んでも面白い。竹取物語は竹や月のSFであるまえに女に付きまとい手紙攻めをする男の物語であるし、落窪物語にはかぼちゃの馬車の代わりに結婚による出世と継母への報復が登場する。いつの時代もしつこく女に迫る男の気持ちの悪さやいじめへの恨みつらみというものは変わらない。欧州の古典、特にグリム童話などは因果応報で片付けてしまうからこのような物語のつくりは珍しい。本書は児童向けだが、むしろカンタベリー物語に近いので2022/06/17
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1
小学生の頃読みました。竹取目当てだったのに、後ろの落窪物語が予想外に面白くて一気読みした記憶が
nobara
1
小学生の時、30年くらい前に読みました。落窪物語、日本版シンデレラです。
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- 人間ぎらい 新潮文庫




