内容説明
「もう一度、あの芸当をしてちょうだい」（『良い骨たち』）と呼びかける作者の願いは、骨を作品の骨格と見立てた堅固な作品構築への希求に他ならない。アトウッド文学の真髄が闇の中から溢れて光を照射する。既成の文学形式を解体し、再構築したアトウッドの実験的短編小説集。
著者等紹介
アトウッド，マーガレット［アトウッド，マーガレット］［Ａｔｗｏｏｄ，Ｍａｒｇａｒｅｔ］
現代カナダ文学の代表的作家。『Ｔｈｅ Ｂｌｉｎｄ Ａｓｓａｓｓｉｎ』（２０００）でブッカー賞を受賞
中島恵子［ナカジマケイコ］
和歌山市生まれ。関西学院大学大学院博士後期課程単位取得修了。大阪成蹊大学教授。英文学専攻。現代英米文学を研究
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感想・レビュー
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くさてる
1
短編集。けれど、その内容は様々で、エッセイもあれば、謎めいた呟きのようなものもあり、意味が分かりにくいものもある。一般的な物語として受け止めることが出来るものは少ないけれど、その作者の走り書きのような内容が色々詰め込まれているのをあっというまに読み終えてしまった。不思議な読み心地。2013/04/17
