出版社内容情報
1952年に25歳で英国の王位に即いたエリザベス女王(1926~)。カナダ、オーストラリアなど16ヵ国の元首でもある。ウィンストン・チャーチル、サッチャー、ジョンソンら十数人の首相が仕え「政治経験が長く保てる唯一の政治家」と評される彼女は、決して”お飾り”ではない。70年近い在位の間には、ダイアナの死をはじめ、数多くの事件に遭遇、政治に関与し、20世紀末には強い批判も受けた。本書はイリス現代史を辿りつつ、幾多の試練を乗り越えた女王の人生を描く。
内容説明
1952年に25歳で英国の王位に即いたエリザベス女王。カナダ、オーストラリアなど16ヵ国の元首でもある。W・チャーチルら十数人の首相が仕え「政治的な経験を長く保てる唯一の政治家」と評される彼女は、決して“お飾り”ではない。70年近い在位の中で政治に関与し、また数多くの事件に遭遇。20世紀末、その振る舞いは強い批判も受けた。本書はイギリス現代史をたどりながら、幾多の試練を乗り越えた女王の人生を描く。
目次
第1章 リリベットの世界大戦―王位継承への道(第一次世界大戦後のイギリス;大衆民主政治のなかで ほか)
第2章 老大国の若き女王―25歳での即位(ケニアで聞いた訃報;エリザベス2世の即位 ほか)
第3章 コモンウェルスの女王陛下―一九七〇~八〇年代(CHOGMの形成;EC加盟交渉とヒースとの確執 ほか)
第4章 王室の危機を乗り越えて―ダイアナの死と在位50周年(女王の身の危険―マイケル・フェーガン事件;「ひどい年」と王室の試練 ほか)
第5章 連合王国の象徴として―21世紀の新しい王室(王室改革への道―活動記録の公開へ;王室の歳費―国民最大の「誤解」 ほか)
著者等紹介
君塚直隆[キミズカナオタカ]
1967年(昭和42)東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒業。英国オックスフォード大学セント・アントニーズ・コレッジ留学。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。博士(史学)。東京大学客員助教授、神奈川県立外語短期大学教授などを経て、現在、関東学院大学国際文化学部教授。専攻はイギリス政治外交史、ヨーロッパ国際政治史。著書に『立憲君主制の現在』(新潮選書、2018年、第40回サントリー学芸賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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