中公新書<br> エリザベス女王―史上最長・最強のイギリス君主

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エリザベス女王―史上最長・最強のイギリス君主

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025784
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C1222

出版社内容情報

1952年に25歳で英国の王位に即いたエリザベス女王(1926~)。カナダ、オーストラリアなど16ヵ国の元首でもある。ウィンストン・チャーチル、サッチャー、ジョンソンら十数人の首相が仕え「政治経験が長く保てる唯一の政治家」と評される彼女は、決して”お飾り”ではない。70年近い在位の間には、ダイアナの死をはじめ、数多くの事件に遭遇、政治に関与し、20世紀末には強い批判も受けた。本書はイリス現代史を辿りつつ、幾多の試練を乗り越えた女王の人生を描く。

内容説明

1952年に25歳で英国の王位に即いたエリザベス女王。カナダ、オーストラリアなど16ヵ国の元首でもある。W・チャーチルら十数人の首相が仕え「政治的な経験を長く保てる唯一の政治家」と評される彼女は、決して“お飾り”ではない。70年近い在位の中で政治に関与し、また数多くの事件に遭遇。20世紀末、その振る舞いは強い批判も受けた。本書はイギリス現代史をたどりながら、幾多の試練を乗り越えた女王の人生を描く。

目次

第1章 リリベットの世界大戦―王位継承への道(第一次世界大戦後のイギリス;大衆民主政治のなかで ほか)
第2章 老大国の若き女王―25歳での即位(ケニアで聞いた訃報;エリザベス2世の即位 ほか)
第3章 コモンウェルスの女王陛下―一九七〇~八〇年代(CHOGMの形成;EC加盟交渉とヒースとの確執 ほか)
第4章 王室の危機を乗り越えて―ダイアナの死と在位50周年(女王の身の危険―マイケル・フェーガン事件;「ひどい年」と王室の試練 ほか)
第5章 連合王国の象徴として―21世紀の新しい王室(王室改革への道―活動記録の公開へ;王室の歳費―国民最大の「誤解」 ほか)

著者等紹介

君塚直隆[キミズカナオタカ]
1967年(昭和42)東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒業。英国オックスフォード大学セント・アントニーズ・コレッジ留学。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。博士(史学)。東京大学客員助教授、神奈川県立外語短期大学教授などを経て、現在、関東学院大学国際文化学部教授。専攻はイギリス政治外交史、ヨーロッパ国際政治史。著書に『立憲君主制の現在』(新潮選書、2018年、第40回サントリー学芸賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

96
この本は、英国王室物語というより、「イギリス現代史」である。大戦交戦国との戦後和解、スエズ危機、EC加盟、北アイルランド紛争などの各局面で、エリザベス女王の存在感がある。更に、「コモンウェルスの王」としての女王の自覚と責任の強さが、英連邦を紐帯している。外交機密文書に丁寧に目を通し、首相との毎週の打合せを欠かさないこの君主が政治・外交の世界で果たす役割の大きさを見て、「君臨すれども統治せず」の意味を考えさせられる。私は、日本の象徴天皇制に囚われて、「立憲君主制」というものを誤解していたかもしれない。2020/05/08

南北

89
在位68年を迎えたエリザベス女王の評伝です。イギリスだけでなくコモンウェルス諸国を統合する君主としてチャーチル以来歴代の首相と週1回の会合を持つ経験は想像を超えた遙かかなたにあります。どんな首相もこの経験に基づく発言には敬意を払わざるを得ないでしょう。ダイアナ事件への対応で支持率を低下させたイギリス王室ですが、その教訓を生かして、情報公開を進めたり、初動を的確に行うことで支持率を向上させています。ヘンリー王子の王室離脱問題もありますが、このまま在位70年を安泰に迎えらることを心から望みます。2020/05/06

アキ

81
御年94歳。在位68年。チャーチル首相の頃から英国を知る女王。祖父は第一次世界大戦後、大英帝国の喪主・ジョージ5世。父は「英国王のスピーチ」のジョージ6世。若くして立憲君主を学んだ彼女は1952年26歳にしてエリザベス2世となる。君主が象徴的なだけでなく個人的な生きた紐帯であることを示したいというメッセージを実践する。1975年日本訪問で最も印象深かったことは、昭和天皇に教えを受けたことだと。皇太子時代に訪英し祖父のジョージ5世に教えを受け、それが孫のエリザベスに伝わる。君主の絆は脈々と受け継がれている。2020/05/28

57
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-a55482.html 女王の歴史をたどりますが、同時に近代のイギリス史だとも言えます。2022/12/02

honyomuhito

57
晩年のご様子があまりに見事で、以前読んだ本が面白かった著者のこの本を読むことにした。父親のジョージ6世の急逝に伴い25歳の若さで英国女王になったエリザベス2世。晩年の姿が見事だったのも当たり前である。かの人は長い長い間女王であらせられたのだ。任命した首相はチャーチルから先日退任をしたトラスまで。第一次、第二次世界大戦を経て数々の危機を乗り越えて英国歴代最長の70年在位。賛否や善悪を含め、多くの艱難辛苦がおありだったと思うのだがそれを感じさせず、時にキュートさすら感じる雰囲気に逆に凄みを感じるのであった。2022/11/24

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