目次
岩が消えた―Ｇ．チョーサー「郷士の話」について
死の床に横たわりて―イギリス中世道徳劇と「往生術」
エリザベス女王誕生夜話―女性君主をめぐる大論争
男性の文学伝統と女性個人の才能―メアリ・ロウスの恋愛詩
マーガレット王妃のエネルギー―ヘンリー六世の平和論を擁護する
『タイタス・アンドロニカス』のローマ
十四歳の恋と言葉―ジュリエットの場合
シェイクスピアのヴェニス―その人と都市国家
賢い道化と憂鬱な旅人―『お気に召すまま』について
ガートルードの近親相姦的な再婚〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
viola
2
分厚いハードカバーの論文集で、持って帰るのかなり大変でした。重い！青学の先生お二人のための退官記念論集なのですが、なんせ「二人」なため、論文の内容の幅はかなり広めで、一般的な論文よりも短め。チョーサー、シェイクスピア、ワイルド、ブロンテ、アトウッド、シング、さらには帰国生教育についてまで。参考文献（洋書）の中で翻訳があるものは記してくれているため、その中でも必読書だということも分かりやすく、便利です。専門書で翻訳があるものってそれだけ重要度が高いことですものね。いい加減未読をなくしたいのだけれど・・・2012/02/15
