出版社内容情報
「開拓」史、軍事化、貧困、暴力…。入植者植民地主義にもとづいて、北海道が背負わされてきた歴史と差別を生む重層的・抑圧的構造を多角的に解明。抑圧の構造から「北海道をひらき」、道外や先住民との関係性を再構築し、「平和とは何か」を問い直す。
目次
第1部 入植者と植民地主義の再考(戦後開拓;アイヌ民族と朝鮮人のつながり―先住民支配と植民地支配が交錯する北海道;ウィルタから見る北海道、そして日本;北海道開拓とキリスト教;旧優位保護法のもとの差別と北海道)
第2部 平和的生存権の新たな連帯―矢臼別の現場から(矢臼別闘争の歴史;矢臼別闘争を支える平和的生存権;平和への思い―伊江島から移住し矢臼別闘争にかかわる上出雅彦さん)
第3部 日常生活における暴力と平和のつながり(若者を取り巻く暴力―ジェンダー問題と貧困;生活保護の課題と自立支援―「釧路モデル」を事例として;北海道の暮らしと外国籍の住民;大学は軍事とどのように向き合うべきか;メディアと平和)
北海道の現代史をひらく教育への示唆
著者等紹介
清末愛砂[キヨスエアイサ]
室蘭工業大学大学院工学研究科教授
阿知良洋平[アチラヨウヘイ]
室蘭工業大学大学院工学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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