出版社内容情報
田口ランディ[タグチランディ]
著・文・その他
内容説明
かたちあるゆえに触れることのできるこの世界のやさしさと、そこから旅立ってゆく魂の清冽な軌跡を描いた、著者渾身の、切なく、愛しい純愛小説。
著者等紹介
田口ランディ[タグチランディ]
1959年東京都生まれ。作家・エッセイスト。広告代理店、編集プロダクションなどを経て、インターネットで文章を発表しはじめる。2000年に初の長編小説『コンセント』(幻冬舎)が大きな話題を呼び、ベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
146
【birthday book】田口ランディさん作品もなかなかのペースで6作目となりました。今作は今まで読んだ作風とは180度雰囲気の違う思春期真っ盛りの中学生男女が主人公のヤングアダルト作品です。やっぱり書ける人は何でも書けてしまうのか、今まで読んだランディさんとは別人のような爽やかな作品でした。とは言いながら、ランディさん特有のエロ風味は僅かながら、差し込んできてます。ストーリー的には色んな作家さんが書いているような、よくあるひと夏の思い出的な恋愛&友情モノではありますが、そのまんまの純愛小説です。2015/10/17
カピバラ
24
中学生の時に感じていたもやもやや、後ろめたさを丸ごと肯定してもらえたような安心感がありました。岡野くんとまゆの姿に感涙。ぜひ、中高生に読んでもらいたい。2014/09/05
まるっちょ
2
読めば読むほど頭が混乱してくる。 話のひとつひとつは嫌いではないし共感するところがあって良いのだが、かなり誤解と偏見を産みそうな作品だと思う。というより頼むから生と死でも恋愛でもスピリチュアルでも何でもいいから話のネタを一つに絞ってくれ。濃いものをたくさん入れられても訳が分からない。 結局著者が言いたかったのは何だったのだろう。前から読んでいて思うのだが話が尻切れトンボで何かが欠落している。でもそこが癖になる。こんな私はどうかしているのだろうか。誰か私にこの本の答えを教えてほしい。2015/12/13
ぴぴぴ
2
好きでなんかいもよんでます 田口さん独特のスピリチュアルな感覚と、中学生の恋愛とがうまく混ざりあって、読んだあと、もう一回初めから読んでしまう。2014/07/02
g0024236
2
著者の他の本と比べて、読んだ後、ものすごく軽い、明るい。良いとこはそのままにってのが凄いな。2009/04/19