出版社内容情報
戦国時代、京都に代わり“首都圏”を構成した摂津・河内・和泉(現在の大阪府全域と兵庫県の神戸・阪神地域)。勃興した大阪平野は、畠山氏・細川氏・三好氏・織田氏・豊臣氏の興亡の舞台となり、自治都市・堺や大坂寺内町を中心に繁栄、茶の湯などの文化も生んだ。この地の宗教・文化・経済・交通・城郭を取り上げ、重層的な戦国史像を構築する。
内容説明
戦国時代の首都圏「天下」を構成した摂津・河内・和泉。京都盆地に代わり勃興する大阪平野は、「下剋上」の気運がみなぎり、畠山氏・細川氏・三好氏・織田氏の興亡を経て、豊臣政権の本拠地となる。自治都市の堺や大坂寺内町、兵庫津や尼崎の港町を中心に繁栄を遂げ、商人や僧侶は茶の湯など新たな文化の担い手となった。本書では、宗教・経済・文化・城郭なども取り上げ、重層的な戦国史像を構築する。
目次
第1部 再構築される新たな「天下」の舞台(畠山氏と応仁・文明の乱;細川氏と明応の政変;三好氏の畿内制覇;大坂本願寺と織田信長;豊臣政権の全国統一)
第2部 大阪平野に漲る活力(台頭する宗教勢力;まちの発展と海外貿易;人々の暮らしと生活の再建;堺を中心に花開いた文化;摂河泉の城郭の構造とその背景)
著者等紹介
天野忠幸[アマノタダユキ]
1976年兵庫県生まれ。現在、天理大学人文学部教授
宇野千代子[ウノチヨコ]
1969年大阪府生まれ。現在、堺市博物館学芸係長
新谷和之[シンヤカズユキ]
1985年和歌山県生まれ。現在、近畿大学文芸学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ほうすう
Ryuji Saito