出版社内容情報
これまでの中国機械産業に関する技術発展は、電機・電子や自動車などの消費財分野に集中していた。中国経済のグローバル化による技術発展戦略の変化を考察し、一般機械産業の主要業種である工作機械・建設機械・農業機械における技術発展の課題、工業化の担い手に関する発展状況および中国の工業化における現段階の特徴を解明する。
目次
序章 問題提起と本書の構成
第１章 １９９０年代における一般機械産業の技術進歩メカニズムの改革
第２章 ２０００年以降の外国技術導入と対外Ｍ＆Ａによる技術獲得
第３章 ＮＣ工作機械の技術発展と市場競争
第４章 工作機械産業における「国退民進」現象の考察
第５章 国有工作機械メーカーの企業改革と技術競争力の向上―北京北一機床股〓有限公司の事例を中心に
第６章 建設機械産業の発展状況と日中企業の戦略動向
第７章 建設機械産業の展開と企業の成長戦略
第８章 農業機械産業における市場競争と日系企業の戦略動向
終章 ２１世紀におけるキャッチアップ型工業化モデルの転換と課題
著者等紹介
韓金江［カンキンコウ］
岐阜協立大学経営学部教授（国際経営論、経営戦略論）。博士（経営学）。１９６８年中国北京生まれ。岐阜経済大学（現・岐阜協立大学）経営学部卒業。立命館大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。京都創成大学（現・福知山公立大学）専任講師、准教授、教授を経て２０１４年より現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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