出版社内容情報
社会調査において、いかに正確に世論を捉えるか。社会調査の要諦である「無作為抽出」をウェブ利用による手法で追究。ウェブ調査による方法論と調査データの分析結果を解説する。巻末に「調査票」資料付き。
目次
無作為抽出ウェブ調査の試み―問題関心と調査概要
第1部 調査方法の検討―(無作為ミックスモード調査の可能性―ウェブ法と郵送法の比較を中心に;無作為抽出回答者と非確率オンラインパネル回答者の比較―分析結果の一般化可能性の観点からの検討;リスト実験によるセンシティブな内容の質問の試み―ネットにおける在日韓国・朝鮮人についての否定的な書き込み経験率の推定)
第2部 調査内容の分析(東京五輪についての社会意識の分析―階層帰属意識と政治意識;定住外国人に対する態度の可変性―サーベイ実験による国名の違いの検討;イデオロギーと社会意識―非確率パネルによる追跡調査の分析)
無作為抽出ウェブ調査の展望―その必要性と今後の課題