光文社古典新訳文庫<br> 人間のしがらみ〈下〉

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光文社古典新訳文庫
人間のしがらみ〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 672p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334754587
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

『人間の絆』と訳されてきた文豪サマセット・モームによる自伝的な小説で、『月と六ペンス』と並んで読み継がれてきた傑作。

内容説明

ミルドレッドへの思いを断ち切ったフィリップに訪れる新しい出会いと思わぬ再会。感情を大きくかき乱す出来事の数々に翻弄されるなか、青年はある一家との交際のなかで人生の尊さをだんだんと感じ始め…。人気絶頂のモームが専念して書かざるを得なかった20世紀英文学の代表的傑作。

著者等紹介

モーム,ウィリアム・サマセット[モーム,ウィリアムサマセット] [Maugham,William Somerset]
1874‐1965。イギリスの劇作家、小説家。イギリス人の両親のもと、フランスで生まれる。幼くして両親を亡くし、イギリスの叔父に引き取られる。10代は学校生活になじめず読書に逃避。やがて演劇の面白さに目覚め、作家を志すが、現実的な選択として、医学校に入学。1897年、貧民街での実習経験をもとにした『ランベスのライザ』を出版。1907~1908年にはロンドンで上演された戯曲が次々に大成功を収め、社交界の名士となる。第一次大戦中は、英国諜報部員として諜報活動に従事。40代以降は、ヨーロッパ各地や、南太平洋の島々をたびたび訪れ、数々の短編を生み出した

河合祥一郎[カワイショウイチロウ]
1960年生まれ。東京大学教授。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。著書に『ハムレットは太っていた!』(第23回サントリー学芸賞受賞)『シェイクスピアの正体』ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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やいっち

64
教養(Bildung自己形成)小説と云いつつ、ゲーテなどと違い、かなり自己を抉っていて、恋愛沙汰も読むのがしんどいほど長々と綴られており、辛気臭いことこの上ない。だが、読ませる。2022/08/28

みつ

24
ミルドレッドと別れたフィリップは医学校に通いながら小説家のノーラと付き合い始め・・と思いきや、ミルドレッドがまた登場、気のいい彼は翻弄され、p184で一旦「その後、消息を一切聞かなかった」といい、アセルニー一家との付き合いに話は移るが、p282でまた再会。フィリップの献身ぶりはまさに「人間のしがらみ」そのもの。そこから彼自身が経済的な困窮に直面するが、アセルニーが救いの手を差し伸べ、デパート婦人服売場の案内係へ。ここでパリ生活で培った美的センスが生きる。ようやく病院に戻り医師の勉強を再開。人に好かれる➡️2024/05/14

八百蔵

7
生きる上で、他人との共感性、同質性を重んじる日本人とは、根本的な考え方が違うのか、事態に当たって他人の立場から考えてみる場面はとても少ない。常に自分がどう思うか、どう思われるか?から判断する。運命の女から逃れられない様子は、くどいほど書いている。酷い目に遭うからこそ運命の女。深く傷つけられるから強烈に残る。そこはわかる。あと、ちょっとオッチョコチョイなところがあって、そこがまた生きにくさを生んでいるような。2023/07/18

pika

5
期待の倍はよかった。心打たれた。興奮した。胸に刺さった。フィリップの悲劇と不幸慣れし過ぎてエンディングは未だに信じられない笑。詠み終えるのがもったいなくてチビチビと読んでいたけど後半は止められず一気読みだった。どん底になるあたりから展開が劇的過ぎていて、それまでの生生しさが少し薄れてしまうが、でもいいと思える筆致だし、エンディングはむしろだからこそいいと思った。自分が普段内省しても気づかないほど奥底に沈んだグロテスクな欲望や感情を、フィリップの心理描写によって気付かされる。2023/05/18

石井千湖

4
読売新聞短評で紹介しました。下巻P603〈フィリップにはきちんとした生活を送りたいと強く望んでいるのに、それをだめにしてしまう欠点があって、どうしてもその欠点を克服できないのだ。それは、現在よりも未来に生きようとしてしまう性癖だ〉というくだりが印象的。2022/03/13

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