出版社内容情報
大型新人デビュー!
復讐鬼と化した、元刑事の傭兵・藤堂浩志。
「映像化されたら、必ず出演したい。比類なきアクション大作である」──同姓同名の俳優・渡辺裕之氏も激賞!
内容説明
各国の傭兵たちを陰でサポートする―それが「傭兵代理店」である。東京で密かに運営される代理店に、藤堂浩志が訪れた。元刑事の彼は、ある殺人事件の犯人を追い傭兵部隊を渡り歩いていた。あれから十五年、事件はすでに時効だが、彼の帰国を待っていたかのように異常殺人が再発、謎の刺客が現われた!やがて背後に浮かび上がった、防衛省と政府要人の陰謀とは。
著者等紹介
渡辺裕之[ワタナベヒロユキ]
1957年名古屋市生まれ。中央大学経済学部卒業。大手アパレルメーカーを経て、広告制作プロダクションに入社。その後、デザイナーに転身、広告デザイン制作プロダクションを設立する。『傭兵代理店』がデビュー作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
235
一匹狼なのに仲間思い。気取らない昔気質の漢。元捜査一課の刑事で今は傭兵。無敵のヒーロー感が全然無いところに好感。傭兵代理店という組織もリアリティがあり独特の世界を作り出せている。神経を張り詰めさせ、緊張感の物語が続く。バンバン人も死ぬが、猟奇犯罪モノと違ってグロさは控えめ。「兵に仏心は無用」と言いながら結構、他人を助ける主人公。主人公にかかわった人物たちが新たに生きる道を探り始めるところが清涼剤となっている。大満足の仕上がりだったが、あのクライマックスの後の最後のアクションはちょっと蛇足だったかも。2019/04/26
み
28
さくさくと♪藤堂さんは、オッドアイに登場された時の印象のまま、男気な方でした。京介さんも、仕事できるのかできないのか?傭兵らしからぬキャラ(^^;1作目から女子の存在が気に入りませんが、シリーズむっちゃあるので、彼の邪魔にならないと信じます。シリーズ読み進めます(^_-)-☆2019/06/07
宇宙猫
27
★★★ 傭兵代理店という発想が良いのに、傭兵が主人公のハードボイルドものだったので普通な内容。登場人物が多くて読みにくかったが、普通に面白かった。2016/07/30
future4227
22
新シリーズの方を先に読んでわりとハマってしまい、旧シリーズを追っかけで読み始めた。新シリーズを読む中で、どんないきさつがあったんだろうと疑問に感じていたことがどんどん氷解していくので、スッキリした読後感。順序が逆でも全く問題なし。今回は警察小説のようなサスペンスと傭兵部隊の戦争アクションをミックスした感じで、贅沢なストーリーに仕上がっている。シリーズ1作目ということもあり、プロットがよく練り込まれているし、作者の意気込みが感じられる渾身の一冊と言えよう。2016/02/22
まぁにぃ
11
単純に面白かった。 日本では現実っぽくない傭兵代理店。 これくらいエンターテーメント性にあふれているといいね(笑) ダイ・ハードみたいにエスカレートするのかな? このシリーズ、読み進めてみよう!2015/11/07