出版社内容情報
人類史における「平和」概念の変遷と真価を的確にまとめた平和学のすぐれた入門書。「ハイブリッドな平和」を提唱し、複雑化する現代の課題にアプローチする。これからの日本の平和問題や世界情勢を考えるうえでの必読書。難解なテーマをわかりやすく解説した入門書シリーズであるオックスフォード大学出版局“Very Short Introductions”の一冊。
目次
プロローグ 平和は多くの次元をもっている
第1章 平和を定義する
第2章 歴史の中の平和
第3章 現代の平和
第4章 歴史における勝者の平和
第5章 立憲主義的平和
第6章 制度的な平和
第7章 市民的平和
第8章 平和維持、平和構築、国家建設
第9章 平和のハイブリッドなかたち
エピローグ 平和の新しいアジェンダ
著者等紹介
リッチモンド,オリバー[リッチモンド,オリバー] [Richmond,Oliver P.]
マンチェスター大学教授。専門は、国際関係論、平和研究、紛争研究。2019年、世界国際関係学会(ISA)から「Eminent Scholar Award」を受賞
佐々木寛[ササキヒロシ]
新潟国際情報大学教授。専門は、平和研究、現代政治理論。立教大学法学部助手、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現職。2008‐09年カリフォルニア大学バークレー校客員研究員、2014‐16年日本平和学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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