オルバンのハンガリー―ヨーロッパ価値共同体との相剋

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オルバンのハンガリー―ヨーロッパ価値共同体との相剋

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  • サイズ A5判/ページ数 270p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784589042712
  • NDC分類 312.347
  • Cコード C3031

出版社内容情報

中・東欧のハンガリーでは、オルバン・ビクトル首相のもとで独裁化が進んだ。冷戦終結後に築かれた民主主義体制の大幅な後退を、EU諸国はなぜ阻止できなかったのか。オルバン政権へのEUの対応や、中国やロシアとの関係にも触れつつ解明する。

内容説明

EU域内に権威主義国家がなぜ生まれたのか。中・東欧に位置するハンガリーでは、オルバン・ビクトル首相の下で独裁化が進んだ。冷戦終結後に築かれたはずの民主主義・法の支配・人権尊重の体制が、オルバンが首相に返り咲いて10年のうちに大幅に後退したのである。ハンガリーが加盟するEUや西欧諸国は、なぜハンガリーにおける民主主義の後退を食い止められなかったのか。本書では、EUの対応や欧州次元での政党運営、さらには中国やロシアとの関係にも触れながら解明を試みる。

目次

EUの中の権威主義国家・ハンガリー
第1部 オルバン政権下のハンガリーとEU対応の様相(権威主義化するハンガリーとEUの困惑―2010年代半ばまで;背景としてのEU党派政治―ポーランドとの相違;欧州議会によるハンガリー対応の虚実―2018年9月12日決議を中心に)
第2部 オルバン権力とヨーロッパ価値共同体の動揺(欧州人民党とフィデス―2019年3月の加入資格停止をめぐって;新型コロナウイルス対策とオルバンの権力強化―EUの屈辱;EUにおける財政枠組みの成立と法の支配―対加盟国コンディショナリティの構図)
第3部 オルバン政権の対外政策(全方位均衡としての対中国関係―ハンガリーによる「東方開放」の政治力学;EUの対ロシア制裁とオルバンの戦略―2022年ウクライナ侵攻後の全方位均衡)
EUによる対応の失敗

著者等紹介

山本直[ヤマモトタダシ]
1972年京都生まれ。同志社大学大学院法学研究科博士後期課程退学。博士(政治学)。北九州市立大学外国語学部准教授、テュービンゲン大学政治学研究所客員研究員等を経て、日本大学法学部教授(国際政治学、国際統合論、欧州統合研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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HALO360°

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オルバン率いるハンガリーのフィデス政権はしばしば日本のネットで称賛される福祉政策を実施しているが、一方でメディアや反対派を抑圧する非民主的傾向を見せている。こうした権威主義への逆行はハンガリーが属するEUでも問題視されるのだが、その対策はほぼ無意味なものであった。本書は「なぜEUはオルバンを止められなかったのか」という疑問に焦点を当て、EUの構造的問題点を洗い出していく。2023/05/25

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