龍谷大学社会科学研究所叢書
共生の思想と作法―共によりよく生き続けるために

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  • サイズ A5判/ページ数 244p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784589040572
  • NDC分類 361.04
  • Cコード C3036

出版社内容情報

どうすれば私たちは共によりよく生き続けることができるだろうか。経済、宗教、持続性といった共生を考えるための基盤を論じたうえで、地域社会や様々な場において共生がいかに実践されうるのかを明らかにする。

目次

所与の前提状況としての共生
第1部 共生の基盤(共生経済としてのフェアトレード―グローバリゼーションへの対抗運動の可能性と課題;キリスト教倫理から見た共生と公共宗教;「我々の世界を変革する」SDGsの展開と共生社会―「他人事」から「我が事」へ;“共生の系譜”「生」に帰一する思想と実践)
第2部 共生の担い手(内発的発展を牽引するまちづくり人材;多文化社会のための共闘と共生―Minamiこども教室の日常的実践から;孤立からの脱却を支えるコーディネータ―高齢者見守り活動の実践より;“共生の事例”まちづくりにおけるガバナンス―インターミディエイターとしての大学生の役割;“共生の事例”高校魅力化プロジェクトから見る共生社会―隠岐島前高校と津和野航行の実践例から)
第3部 共生の場と表現(地域における共生の場の生成―アニメ聖地・埼玉県鷲宮を事例として;落語と共生社会―自分に対するこだわりのなさから生じるつながり;ポピュラー音楽が媒介する「移民国」ドイツの共生;米国VICE Mediaの表現形式にみる共生;“共生の事例”「グローバル・エシカル教育」の実践と評価)
共生社会・共生経済の構築に向けた研究と実践

著者等紹介

笠井賢紀[カサイヨシノリ]
慶應義塾大学法学部専任講師、地域社会学

工藤保則[クドウヤスノリ]
龍谷大学社会学部教授、文化社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tu-ta

1
知り合いの笠井さんが編集。笠井さんが序章と終章を書いている。とはいえ、2020年にこの本で出ていることを知らなかった。自分が日常的にやってることと、もろに重なるテーマ。障害福祉サービスの「相談支援」がいまの生業で「共生の作法」を模索する中で生きてるかのような実感も。最近は「重度知的障害」と呼ばれる、いわゆる普通の言語により会話が難しい人の「自立生活」(支援付き一人暮らし)をすすめるキャンペーンにも関わっているが、これもまた、「共生の作法」に深くかかわる話。(続く2025/03/06

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