出版社内容情報
多文化社会する日本の今後も見据えながらオーストラリアが採用する政策の理念・経験・社会的影響等を本格的に論じる。先住民族と非先住民族、先住民族と移民・難民といった二項対立・分断を超えた共生社会を作るため新自由主義の下での政策の見直しも含め検証。
目次
多文化社会オーストラリアを読み解くために
第1部 多文化社会オーストラリアと先住民族(1980年代までのオーストラリア先住民の歴史;先住民族との「和解」;先住民族政策の展開;国際人権法・国際社会とオーストラリア先住民族;政治的ダイナミズムと遠隔地のアボリジニ;都市の先住民族の社会と文化)
第2部 多文化社会オーストラリアと移民・難民(白豪主義オーストラリアの生成と発展;多文化主義導入と多文化主義社会の形成;移民・難民の受け入れと支援;移民・難民問題とオーストラリアの政党政治;庇護希望者と国境管理―ボートピープルをめぐって;多文化社会オーストラリアの文学;住宅価格の高騰にみるオーストラリアの経済環境と移民政策)
第3部 多文化社会オーストラリアと日本(日本人移住の歴史(白豪主義期まで;太平洋戦争後から現在まで)
オーストラリア映画・演劇と日本)
多文化主義社会のゆくえ
著者等紹介
関根政美[セキネマサミ]
慶應義塾大学名誉教授
塩原良和[シオバラヨシカズ]
慶應義塾大学法学部教授
栗田梨津子[クリタリツコ]
神奈川大学外国語学部助教
藤田智子[フジタトモコ]
九州大学大学院比較社会文化研究院講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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