出版社内容情報
選挙制度改革―小選挙区比例代表並立制の導入―は間違った改革だったことを史実・学説をふまえ包括的に論証。1990年代にはじまった政治改革論議のもと、なぜ選挙制度が改革されたのか。「改革」の目指した本質および改革以降の政治動向を丹念に考察するなかで、選挙制度改革―小選挙区比例代表並立制の導入―はまったく誤った改革であったことを史実・学説をふまえ包括的に論証する。選挙という手段が政治本体を呪縛していることの罠を批判的に衝く。
吉田 健一[ヨシダケンイチ]
著・文・その他
目次
序章 本書の問題意識と目的
第1章 竹下内閣期及び宇野内閣期―1989年1月~1989年8月
第2章 海部内閣期―1989年8月~1991年11月
第3章 宮沢内閣期―1991年11月~1993年8月
第4章 細川内閣期―1993年8月~1994年1月
第5章 「政治改革」後の日本政治をめぐる評価
第6章 政党制と選挙制度をめぐる考察
終章 政治改革論議の本質と再考すべき政党制の問題
著者等紹介
吉田健一[ヨシダケンイチ]
1973(昭和48)年京都市生まれ。2000(平成12)年立命館大学大学院政策科学研究科修士課程修了。現在、鹿児島大学学術研究院総合科学域共同学系准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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