出版社内容情報
取調べ可視化法案の立法過程での議論や理論状況を、海外5ヶ国の調査結果等もふまえて学際的に整理。運用や発展への課題を明示。
指宿 信[イブスキマコト]
指宿 信(成城大学法学部教授)
内容説明
「取調べの可視化(録音録画)」制度を徹底解剖!日本における制度の運用やその発展にあたってとりくむべき課題を明示する。
目次
第1部 被疑者取調べと自白(取調べと冤罪;取調べと虚偽自白;可視化と自白法則―可視化時代の自白の任意性判断を展望する)
第2部 取調べ録画の比較法(オーストラリア(1)―取調べ録画制度と自白の証拠能力
オーストラリア(2)―取調べ録画制度の実態
アメリカ―法制化までの長い苦闘の歴史
カナダ―導入勧告と裁判例
ニュージーランド―録画制度の歴史とその実情
イギリス―取調べ録画装置のネットワーク化)
第3部 取調べ録画と諸科学(取調べ録画制度と撮影アングル―心理学的知見1;取調べ技法と可視化―心理学的知見2;取調べ可視化論の展開―法社会学的知見)
可視化法制度の展望と課題
著者等紹介
指宿信[イブスキマコト]
1959年京都市生まれ。1989年北海道大学大学院博士後期課程単位取得。1991年同法学博士。鹿児島大学教授、立命館大学法科大学院教授などを経て、2009年から成城大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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