目次
第1部 自由と安全と刑法(日本における法益論の歴史的検討―「学派の争い」を中心として;法益論と社会侵害性について ほか)
第2部 現代社会と刑法解釈(譲渡担保権者による目的物の不承諾引揚げと自救行為;刑法における過失概念の規定のあり方に関する一考察―ドゥトゲ‐ヘルツベルグ論争を手掛かりにして ほか)
第3部 人権保障と刑事手続(裁判員制度の「見直し」について;退去強制と刑事手続に関する「法の不備」(再論)―立法的解決を目指して ほか)
第4部 人間の尊厳と刑事政策(「死刑モラトリアム」のゆくえ―ロシアにおける死刑制度をめぐる論議の動向;地域の安全、リスクと犯罪者の社会内処遇 ほか)