日本人と裁判―歴史の中の庶民と司法

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784589032744
  • NDC分類 322.1
  • Cコード C1032

目次

歴史から裁判のあり方を学ぶ
「司法アクセス論」の起源としての「一七条憲法」―聖徳太子の司法への思い
鎌倉司法における「訴訟遅延」―阿仏尼と「東の亀の鏡」
貸金事件の決着手法としての「徳政」―中世乱世に生きる庶民の力
中世における「庶民自治」とその終焉―自治的紛争処理に対する庶民の思い
江戸期の法と司法―江戸庶民の思いに見る明治司法の原点
明治初期の裁判のかたち―逝きし世の司法の面影と庶民の思い
「民の司直」への希求―江藤新平の日本司法への思い
明治期の司法と人材育成―福澤諭吉の司法観
「国民の司法離れ」の一起源―足尾鉱毒事件における田中正造の苦渋の選択
「司法権の独立」とその代償―大津事件と児島惟謙
若い詩人の訴訟イメージ―宮澤賢治の訴訟観
「平民宰相」の陪審観―原敬の国民と司法への思い
戦後司法改革小史と民事裁判の近未来展望

著者等紹介

川嶋四郎[カワシマシロウ]
同志社大学法学部・大学院法学研究科・教授。1958年、滋賀県甲賀水口生まれ。一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学)。九州大学大学院法学研究院・法科大学院・教授等を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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てくてく

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司法制度改革審議会に関わってきた筆者による戦前・戦後の日本の裁判についてのエッセイ。聖徳太子、阿仏尼といった古典を取り上げながら現代の裁判問題について語るという姿勢が面白かった。2013/11/24

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