出版社内容情報
欧州でネオナチとは一線を画す、新たな右翼政党が台頭している。フランスの国民戦線(FN)のイデオロギーと運動を検証し、グローバル化時代のポピュリズム政党の本質的意味を解読。
内容説明
泡沫政党から「グローバル化敗者」の政党へ。右翼政党欧州に浸透。新しい右翼現象の解説を通して本質的意味をさぐる。
目次
第1章 フランスの新しい右翼の持続と変容
第2章 1990年代における国民戦線(FN)の変容―FN支持層の「プロレタリア化」
第3章 国民戦線(FN)の組織とイデオロギーの整備―「新右翼」の加入とその影響
第4章 国民戦線(FN)の戦略的変化―「社会的右翼」へ
第5章 分裂に向かう国民戦線(FN)
第6章 2002年大統領選挙の衝撃―国民戦線(FN)の復活
第7章 新しい右翼とナショナリズム―「閉じた社会」への誘惑
第8章 ヨーロッパでの新しい右翼現象を考える
終章 フランスの新しい右翼の新世紀
著者等紹介
畑山敏夫[ハタヤマトシオ]
1953年生まれ。大阪府出身。大阪市立大学法学研究科後期博士課程単位取得退学。佐賀大学教養部講師・助教授・教授を経て、佐賀大学経済学部教授。専門はフランス現代政治(研究テーマはフランスの新しい右翼政党や緑の党の研究、「政治的代表制の危機」など)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 東アジアの巨大古墳