実業之日本社文庫<br> コーヒーブルース Coffee blues

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実業之日本社文庫
コーヒーブルース Coffee blues

  • 著者名:小路幸也
  • 価格 ¥602(本体¥548)
  • 実業之日本社(2015/05発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408552088

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内容説明

1991年、北千住の洋館を改装した<弓島珈琲>。店主の僕(弓島大)はかつて、恋人の死に関する事件に巻き込まれた。その時関わった刑事の三栖は、今では店の常連だ。近所の小学生の少女から、いなくなった姉を探してほしいと頼まれた僕。少女の両親は入院と言い張り、三栖も何かを知るようだが、事件性がないと動けない。そんな折り、麻薬絡みで僕の恋人を死に追いやった人物が出所。事態は錯綜するが、店の営業も中学生の少女探しも続けなくてはならない……。薫りたつ珈琲店のカウンターで交差する運命。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はやっしー

52
ダイシリーズ第2弾。大学を卒業し会社務めをしていたダイが、退職し自宅を改装して喫茶店『弓島珈琲』を経営し始めて数年後の話。とある事件に巻き込まれるダイなんだけど、喫茶店の店員さんの丹下さん初め、心強いご近所さんの助けを借りて無事解決。《モーニング》の最後の方に出てくるあゆみさんとの出逢いの物語とも言える。《モーニング》の中でダイが足を骨折してたって件があったけど、その理由も分かります。丹下さんがカッコいい。ダイの人間関係の素敵さが羨ましい限り。弓島珈琲でミートソーススパゲティー食べたい!2016/09/06

白湯

49
少しずつ伏線や過去の出来事が判明していく感じが、誰かと知り合ってその人を少しずつ知るようになるプロセスに似ていて、少し焦れつつも心地よく読むことができました。周囲の人たちや雰囲気は結構なハードボイルドなのに、どこかに穏やかな雰囲気を残したままお話は進みます。現実社会でもそうだけど、登場人物たちが各々に色んなマグマを抱えつつ、表面は凪いだ様子で過ごしているからかもしれません。色んなことがあるけれど、苦味を味わいつつも、<何もしなかった後悔より自分が引き起こした後悔>を選ぶような生き方を私もしたいと思います。2016/11/26

りょうじ

49
この作品凄く良い!ミステリーはあまり好みではないのですが、読んでいて非常に続きが気になって仕方がありませんでした。登場人物も個性的だからこそ楽しく読めたのかな?っと思いました。ミステリーが好きな人、苦手な人問わずお勧めする作品です。2016/01/08

nemuro

47
シリーズ物が大好き。日頃、かなりズボラな私だが、ことシリーズ物となれば話は変わって、妙に順番に拘りを見せる。たまたま買ってきた本がシリーズ物で、例えば8作目まで出ている中の6作目だとすれば、残りの7作すべてを買い揃え、1作目から順番に読み進めていく。買うに際しては、1店舗で一気に買い揃えることを好まず、1冊ずつ(稀に2冊まで)様々な書店にて買うのが常。そのため、うっかりダブリで買ってしまうこともあるし、いざ1作目から読み始めても中断して4、5年過ぎてしまうことも多い。そんな中、実に面白かった2作目である。2020/08/25

ミカウバー

43
タイトルとジャケットに惹かれて購入。「モーニング」に次ぐダイ・シリーズ第ニ弾とのこと。R&Bが流れる喫茶店を舞台にした日常ドラマかと思いきや、二つの事件が、絡み合うミステリーだった。話の流れはゆったりとしていて、下町風情もあり、著者の「東京バンドワゴン」シリーズと似た雰囲気もあった。それにしても、丹下(キラー・ザ・怒子) さん強すぎ(笑)2015/03/06

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