出版社内容情報
2004年「弁護士報酬敗訴者負担法案」は裁判を受ける権利との関係で多くの批判を受け廃案となった。負担原則を採用しているドイツの詳細な研究をふまえ、日本の現状を検討。司法制度改革の動きのなかで、日本の裁判実務研究の一助となる。
目次
第1章 序論
第2章 ドイツにおける訴訟当事者間の訴訟費用償還の歴史的展開
第3章 ドイツにおける訴訟上の費用負担の論拠
第4章 ドイツにおける訴訟費用の敗訴者負担―総論(原則)
第5章 ドイツにおける訴訟費用の敗訴者負担―各論(例外)
第6章 ドイツにおける弁護士報酬敗訴者負担の原則に対する批判
第7章 ドイツにおける弁護士費用保険の導入と普及
第8章 日本の裁判実務と弁護士報酬の負担
著者等紹介
半田吉信[ハンダヨシノブ]
1974年京都大学大学院法学研究科(博士課程)中退。1974年千葉大学人文学部専任講師。千葉大学大学院専門法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。