内容説明
法社会学の多彩な発展の可能性を追求する意欲的かつアクチュアルな論文集。
目次
第1部 法の理論と法主体(ポスト・リーガリズムに向けて;法的推論の批判的現象学・覚書―D.ケネディの「force field」モデル ほか)
第2部 法意識と法行動(集合的アイデンティティの法的構築―自治基本条例の一解釈;法律非専門家の法的推論―ケース研究による分析 ほか)
第3部 法の語りと法技法(技法としての法;非援助の支援と民事法学―法・コンテクスト・技法 ほか)
第4部 現代民事司法の構図(現代社会における裁判の意義―専門訴訟における情報収集と証拠開示を中心として;専門訴訟と裁判の変容―医療過誤訴訟への対応を一例に ほか)
第5部 比較法社会学の視点(裁判近代化の逆説と関係的紛争解決―中国の制度変遷に関する事例研究;修復的司法―理想主義からの法の揺らぎ ほか)
著者等紹介
和田仁孝[ワダヨシタカ]
早稲田大学大学院法務研究科教授
樫村志郎[カシムラシロウ]
神戸大学大学院法学研究科教授
阿部昌樹[アベマサキ]
大阪市立大学大学院法学研究科教授
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