内容説明
本書は、法のしくみや働き、ならびに市民の日常生活に深く関連する法のいろいろな領域について説明するための講義用テキストである。取り上げるテーマはごく限られてはいるが、そのいずれも、市民生活と法との関わりについて認識を深めるのに欠かせない重要なテーマである。本書の旧版が一九九四年に発行されて以来ほぼ六年の歳月が過ぎ、法と市民生活をめぐる状況には相当に大きい変化が見られる。今回の改訂では、そのうちとくに、本書のテーマに関連する動きに限ってこれを取り上げ、記述に補訂を施した。
目次
第1章 法と法学
第2章 法と社会
第3章 財産と法
第4章 家族と法
第5章 労働と法
第6章 消費者と法
第7章 社会保障と法
第8章 環境と法
第9章 犯罪と法
第10章 紛争と法
著者等紹介
伊藤護也[イトウモリヤ]
1944年埼玉県生まれ。東京都立大学法学部卒業。同大学助手、広島大学講師、助教授を経て、現在広島大学総合科学部教授(法学博士)。主な著書に、『広島新史・社会編』(共著、広島市、1984年)、『公害と環境法の展開』(共編著、法律文化社、1987年)、『法社会学方法論の検討』(法律文化社、1988年)、『環境法の新たな展開〔第3版〕』(共著、法律文化社、1999年)などがある
甲斐祥郎[カイサチオ]
1936年宮崎県生まれ。九州大学法学部卒業。広島大学総合科学部教授を経て、現在広島大学名誉教授(法学博士)、弁護士。主な著書に、『労働法学の基本問題』(法律文化社、1975年)、『法の概要』(編著、法律文化社、1983年)、『労働法〔第3版〕』(共著、法律文化社、1988年)などがある
富井利安[トミイトシヤス]
1942年新潟県生まれ。早稲田大学法学部卒業。宮城教育大学助教授などを経て、現在広島大学総合科学部教授(法学博士)。主な著書に、『公害賠償責任の研究』(日本評論社、1986年)、『公害と環境法の展開』(共編著、法律文化社、1987年)、『環境法の新たな展開〔第3版〕』(共著、法律文化社、1999年)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。