目次
序 福祉における社会福祉
1 社会福祉と民主主義
2 福祉実践の土台とその理念
3 二つの公共救済
4 慈善事業とその組織化
5 人類史における現代
6 社会福祉の現代的形成
補論 福祉学を構想する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
16
著者はあとがきで「福祉のことは福祉に聞け」と述べ、財政論や運動論の関係は無視するわけではないが、福祉問題は福祉自体の問題として追求するべきだと述べています。僕は個人的には運動論が福祉問題を語るうえで重要だと思っていますが、福祉学を純粋に追い求める著者の姿勢が「福祉のことは福祉に聞け」という言葉に詰まっているのだと思いました。本著は福祉の歴史的に通してある論理と、近代社会以降に成立した社会福祉の理論を整理して論じることで、社会福祉におけるパブリックの意味を考察していたように思います。ただ、僕には難しかった。2016/07/02
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