出版社内容情報
助けてあげたいのに
「ほっといてほしいの」だって。
だけど、ほっといていいのかな…。
「女の子らしくしろ」と口うるさい祖父にモヤモヤと反感を覚える瑠美奈は、ある日、クラスメイトの詩音が坊主頭で登校してきたことに衝撃を受ける。
詩音は転校生で、最初からあまりクラスに溶け込もうとせず孤立していたのに、ますます浮いてしまう。瑠美奈は詩音が男子からからかわれているのを見かけて助けるが、詩音は頑ななまま。
実は詩音が坊主にしたのは、高校生の姉が、転校先の時代錯誤な校則に抗議するために坊主にし、周囲から理解されないでいるのを助けたかったためだった。それを知った瑠美奈は、なんとかそんな詩音を助けたいと思うようになり…。
「女の子らしく」「高校生らしく」「普通にして」とすぐに言われるけれど、ふつうじゃないって、いけないこと?と考え始めた瑠美奈たち。
「多様性」をテーマにしつつ、人を思うこと、助けあうことについて、深く感じられる物語。
人気作『わたしの苦手なあの子』著者新刊!
内容説明
ある日、クラスメイトの詩音が、坊主頭で学校にあらわれた。「女の子が坊主なんてヘン」とみんなは冷たい目で見るけど、本当にヘンなこと?ふつうじゃないのは、いけないこと?瑠美奈は、詩音がいじめられているのを助けてあげたのに、「ありがとう、でもほっといて」と言われてしまい―どうしたらいい?気になるあの子に近づくために。
著者等紹介
朝比奈蓉子[アサヒナヨウコ]
福岡県生まれ。筑紫女学園短大卒業。『へそまがりパパに花束を』『「リベンジする」とあいつは言った』などの児童書作品がある
水元さきの[ミズモトサキノ]
1995年東京都生まれ。柔らかな線と彩色で、書籍や雑誌・広告などのイラストを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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