内容説明
本書は、日本国憲法の非武装平和主義が決して現代世界において単なるユートピアとして終わるものではなく、むしろ21世紀の地球社会の平和的共生のための基本指針としてきわめて現実性をもった価値理念であることを明らかにしようとしている。
目次
第1部 平和主義の解釈運用と裁判の展開(平和主義の解釈と運用;平和主義関連裁判の展開;平和主義関連裁判の検討)
第2部 権力非武装憲法体制(現代世界と平和;非武装の憲法論;平和保障の憲法構造;日本国憲法とシビリアン・コントロール;権力非武装と現代国家;現代の軍国体制;日米安保体制の現実;権力非武装国家は21世紀の国家像)