内容説明
本書は、まず第1に、「政治改革」と「90年代改憲」の動きを加えた。第2に、安保条約の実質的改訂にあたる「新・日米防衛協力のための指針」(新ガイドライン)の制定に示された「平和主義」をめぐる事態の進行についても叙述を加えた。そして、労働法制の改悪など、私たちの生活に直接かかわる分野での大きな変化についても書き加えた。最後に、「家永教科書訴訟」、「靖国神社玉串料訴訟」などの新しい判決についても記述を追加した。「参考文献」もできるだけ手に入りやすい本をあげて一新した。
目次
第1章 日本憲法史
第2章 基本的人権
第3章 統治機構
第4章 平和主義
第5章 憲法の擁護