角川つばさ文庫<br> ブレイブ・ストーリー〈3〉再会

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角川つばさ文庫
ブレイブ・ストーリー〈3〉再会

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  • サイズ B40判/ページ数 392p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784046310781
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8293

内容説明

運命を変えるため、異世界“幻界”を旅するワタルは、水人族のキ・キーマ、ネ族の少女ミーナと知り合い、一緒に運命の塔を目指す。3人は幻界の町ガサラを守るハイランダーの仕事をしながら旅を続けていた。さまざまな経験をかさねるうちに成長していくワタルは、自分の願いをかなえるための旅に疑問を持ち始める―。宮部みゆきの本格冒険ファンタジー第3弾。小学上級から。

著者等紹介

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年、東京都生まれ。1987年「我らが隣人の犯罪」でデビュー。1999年に『理由』で直木賞を受賞

鶴田謙二[ツルタケンジ]
1961年、静岡県生まれ。1986年、「広くてすてきな宇宙じゃないか」でデビュー。2000年、2001年に星雲賞アート部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

りなお

19
図書館本。ここにきて俄然面白くなってきた。現世で自分を捨てた父とその不倫相手に酷似した者と対峙することで、自分の価値観だけが正しいわけではないことを悟る。いろんな人物や事件と遭遇するたびに成長するワタルから目が離せません。●孤独はそれだけじゃ決して害のあるものじゃないのに、怒りや悲しみとくっつくと、すごく性質の悪いものに変わっちまうんだ。●あなた自身を見つめなさい。憎しみと怒り、優しさと勇気。どちらも等しくあなたのものぢゃ。それを直視した上で、運命を変えるとはどういうことなのか、結論を出すのぢゃ。2021/02/20

紫陽花

3
嘆きの沼でワタルは父親の本心と向き合う。父の子に対するむごい言葉に憤りを感じずにはいられなかった。ワタルは仲間と戦い、悩み、知識を得ながら経験を重ねていく。幻界と現世の体験をリンクさせながら心が成長していく様子は、親心ながら応援したくなる。ミツルとワタルの旅、人柱はどうなるのか。自分の望みのためなら、何をしてもいいのか。私ならどうするだろう。考えさせられながら次巻へ。2022/01/30

やよい

1
最後が気になって読んだ。そんなつもりはないのだろうが教訓ぽいというか。読む側の気持ちで印象も変わるから、再読したらまた変わるかも2014/11/02

まこ

1
いよいよ冒険も中盤に入って、物語も面白くなってきた。ファンタジー世界が目の前に浮かぶような描写と、登場人物に入り込んでしまう巧みな心理描写。頼りなかった主人公がどんどん成長していくのがよくわかる。一巻で起こった主人公の父親の不倫騒動は短くまとめてもいいのではと思ったけど、どうやらこれも重要な要素になってる模様…個人的には、あんな醜いものは小さい子には見せたくないんだけれども。いよいよ次回が最終話の模様2014/04/28

mea*

1
前作と比べるとだいぶ重い雰囲気になってきたように感じます。読んでいたら悲しくなってきた・・・2013/01/09

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