内容説明
中央アジアからチベット入りした第二回探検の記録。1899年、カシュガルからタリム川を舟で下って、ロプ湖畔に楼蘭の廃墟を発見。次いで荒涼たるチベット高原に入り、禁断の都ラサ潜入を図ったが果たせなかった。
目次
東方へ!
山脈を越えてヤルカンド・ダリヤ川へ
2000キロを渡し舟で
魔法の森
未知の土地を抜けて
めくるめく速さで寂漠の大タリムを下流へ
氷に閉じ込められる
危険な砂漠の旅
砂の海の心臓部をめざして
野生のらくだたちの国をめざして
砂漠の横断
必死の船旅
荒涼としたチベットのなかへ
水の踏査
海抜5500メートルにて
最後の大出発
北チベットへの侵入
最初のチベット人たち
ラサにむかって前進!
遊牧民たちに出あう
チベット人に捕われて
あらためてまたラサへ進軍
チベット軍の強力な騎兵隊に追いかえされる
チャルグート・ツォ湖にて
ラダクへの途上で
なつかしい故郷へ!〔ほか〕