出版社内容情報
持続可能な地球社会の実現に向け、近代のパラダイムをこえた都市の未来を考える研究機関・法政大学江戸東京研究センター(EToS)の設立より5年。定住者・流入者・来訪者がつくるものとしての都市、名所と聖地の表象文化、コモンズの再生に焦点を当てたシンポジウムを書籍化する。1980年代に生まれた「江戸東京学」を学際的・発展的に継承する新しい学問の世界!
目次
第1部 江戸東京研究の可能性をさぐる(記憶から創造へ;過去を知り、近未来への道筋を示す)
第2部 都市をつくるのは誰か―定住者と流入者・来訪者、それぞれの役割とまなざし(江戸文芸のなかの外来者―方言と視点と;「ビジターの都市」江戸、「ビジターの街」両国 ほか)
第3部 都市の表象文化「名所」から「聖地」へ(映画・アニメからみる東京表象;コンテンツツーリズムと東京・再考 ほか)
第4部 コモンズを再生する東京2021(都市でコモンズを作れるか―下北沢BONUS TRACKをケーススタディとして;コモンズを再生する東京 ほか)
既にあるコモンズに寄り添う(コメント 縮小都市の時代におけるまちの世代間継承とコモンズ;コメント コモンズを再生する)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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22
江戸と東京の関係性を多彩な切り口で明らかにして、そこから近未来の東京について論じようとした2021年に開催された法政大「江戸東京研究センター」のシンポジウムを書籍化した本で、江戸と明治では大きく異なるとする主張や、イヤイヤ連綿と受け継がれているのだとする主張が繰り広げられて、知識や情報面からは刺激を受けたが、書き方が固めで、16編の論文集のよう。学生や研究者向けかなと思ったw。▼目次:①記憶から創造へ②過去を知り、近未来への道筋を示す▼③江戸文芸のなかの外来者(方言と視点と)④ビジターの都市江戸、⇒2023/07/25
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- 和書
- 新編綴方教室 岩波文庫