フアン・ソロ

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  • サイズ B5判/ページ数 217p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784756246790
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0079

内容説明

軍事政権下のメキシコ、ウアトゥルコ・シティ。この町で娼婦として働くおかまの小人“おちょこ”は、ある日、尻尾の生えた赤ん坊が捨てられているのを発見する。赤ん坊はフアンと名づけられ、おちょこの元で成長するが、やがて2人の間に別れの時が訪れる。おちょこが形見代わりに残したのは、一丁の拳銃だった。少年フアンはその拳銃で悪ガキどもを従え、裏社会の出世街道を一気に駆け上る。だが、彼を待ち受けていたのは、思いもよらぬ運命のいたずらだった―。主演俳優の死によってお蔵入りとなった、ホドロフスキーによる映画シナリオ。ベスの圧倒的な画力により、バンド・デシネとしてついに日の目を見る!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

∃.狂茶党

1
『エル・トポ』直系の、神話的な奇譚。もともと映画の企画で、ホドロフスキーの露骨な象徴の使い方と、作画のタッチもよくあって、大変読みやすい。『エル・トポの息子(仮)』が、映画用に用意されていたそうですが、それは本作に似たものだったのではないだろうか。キリスト教のイメージを用いているが、それをもっと普遍的な宗教イメージとして扱っている。普遍的な話。2019/08/20

籠り虚院蝉

1
神話・呪術的イメージが健在のホドロフスキー節が炸裂する最新作。どことなく南北戦争時代の用心棒を描いた『バウンサー』にも似ているが、あちらは師弟関係の弟分を中心に描いていたのに対し、こちらは師匠側を描いているようにも思えた。珍妙な登場人物と奇天烈な世界観を創造させたら、ホドロフスキーの右に出るものはいないことを再認識させられた作品だった。2016/05/24

ノロヒトシ

1
dogからgodへ。 「ホーリー・マウンテン」から何も変わらない訳の分からなさと圧倒的なテンション。すごい。2016/05/14

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