• ポイントキャンペーン

国立公園成立史の研究―開発と自然保護の確執を中心に

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 417p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784588645389
  • NDC分類 629.41
  • Cコード C3033

出版社内容情報

国立公園が指定されるに至る過程を、観光経済学・環境保護運動史の観点から実証的に追求する

内容説明

国立公園の思想と設置構想は、明治後期に芽生えた。大正期の思想的発展と政策の形成、幾多の論争を経て、昭和6(1931)年に国立公園法が成立し、同11年までに12の国立公園が指定された。法成立の経緯と法自体の問題点、また指定までの過程を、環境経済学的な観点から実証的に追究する。さらに、富士箱根・日光・中部山岳・十和田・吉野熊野など主要国立公園の事例研究を通して、開発と自然保護の確執を追う。田村剛・本多静六・三好学・小島烏水・白井光太郎・武田久吉・中越延豊らの構想と発言、多くの協会・調査会等の運動や事績の検討は、近代日本自然保護史の展望に寄与するであろう。

目次

第1部 日本の国立公園制定史(明治期における国立公園思想の萌芽;大正期における国立公園の思想と政策の形成;大正期における国立公園論争;国立公園法制定の準備過程;国立公園法の制定と法の問題点)
第2部 主要な国立公園の成立過程(富士箱根国立公園―(1)富士山
富士箱根国立公園―(2)箱根
日光国立公園
中部山岳国立公園―(1)上高地・白馬
中部山岳国立公園―(2)立山・黒部
その他の国立公園―十和田国立公園と吉野熊野国立公園)

著者等紹介

村串仁三郎[ムラクシニサブロウ]
1935年東京生まれ。59年法政大学社会学部(2部)卒業。63年同大学院社会科学研究科経済学専攻修士課程修了。69年同博士課程単位取得、後に経済学博士。69年法政大学経済学部専任助手。70年同助教授、79年同教授、今日に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品