出版社内容情報
消費とは何か。消費は社会に何を引き起こすのか。わたしたちはいったいなぜ、何のために消費するのか──コカ・コーラ、デニムパンツ、クリスマスギフトといった日常的な買い物から、国際金融、広告ビジネス、ジェンダー、大規模搾取、環境持続可能性をはじめとする社会の諸問題へ。人類学の第一人者が世界各地でのフィールドワークをもとに消費文化の現在と未来を考えた、定評ある入門書。
内容説明
あなたはなぜ、何のために買い物をしているの?わたしたちは日々、自分のため、家族のため、大切なひとのためにたくさんの買い物をしている。消費は物質主義的で、資本主義的で、地球環境を破壊する「悪」なのか。むだな消費をやめれば地球は救われるのか。消費文化のこれからを考えるための入門書。
目次
第1章 消費の何が悪いの?
第2章 消費社会
第3章 なぜ買い物をするの?
第4章 なぜデニムなの?
第5章 なんと愚かな経済
第6章 地球を救う別のやり方
著者等紹介
ミラー,ダニエル[ミラー,ダニエル] [Miller,Daniel]
1954年生まれ。ケンブリッジ大学で人類学と考古学を学び、博士号を取得。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)人類学教授。2009年にはUCLにデジタル人類学プログラムを創設。2017年より研究プロジェクト「スマートフォンとスマート・エイジングの人類学(ASSA)」を開始。世界各地でソーシャルメディアに関わる人類学的調査をおこなっている
貞包英之[サダカネヒデユキ]
1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、立教大学社会学部現代文化学科教授。社会学、歴史社会学、消費社会論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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中村
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